2010年7月1日(木曜日)[ コラム「しじゅう」 ]

ブレない直球勝負で

自民党の長期政権が倒れたあと、国民の期待を浴びて登場した鳩山政権。国民の願いや沖縄県民の要求よりも、米国との同盟関係を重視し、米軍普天間基地の名護市辺野古移設で日米合意を図り、退陣に追い込まれたことは誰もが知るところ。

新しくは、菅内閣の発足で巻き返しをしようとする民主党。市民運動家出身の首相というところで、新鮮さが一時的に支持率を上げています。果たしてこれで良いか。首相の顔が入れ替わっただけで日本の政治の本質は変わっていないと思われます。

「高齢者にかかる福祉の費用を、新しい税率でまかなう」として、消費税を10%に上げることはやむを得ないと思わせる首相の発言。一方で、大企業のための法人税減税を打ち出そうとしています。やはり本質は、変わりません。

税金・福祉・平和のことなど生活基盤に関わる問題も重要ですが、近々に行われる参議院選挙では、仕事がら教育にも強い関心を抱いています。将来を担う子どもたちを育てるのだから。

教育現場では、落ち着かない子ども、授業時間中歩き回る子どもが問題になっています。教員もその児童だけに関わっている訳にいきません。同じクラスの児童も、その子に振り回されてしまいます。級外・空き時間など応援の先生が「クラスに戻りなさい」と一喝するも、言うことを聞きません。チョットしたことで、体罰扱いされてしまう昨今では荒療治もできません。子どもたちの質の変化もありますが、保護者たちもさまざまです。

最近、給食費未納の家庭が増えています。実際、この不況下で支払えない家庭があることも事実ですが、公共の運営なのだから「給食費は払わない」との考えを持つ保護者もいます。

学校施設の変化のありようとか、ゴミ分別の取り組みなど学校運営の変化で、学校用務員も仕事量増加・内容なども変わってきています。目先の「子ども手当」よりも、学校現場では教職員の増員・正規化。30人学級実現、中学校の学校給食の実施・直営堅持など多岐にわたり要求は大きい。

サッカーW杯の盛り、日本はオランダに「回転しないブレたシュート」でゴールを取られました。ブレのない直球勝負のシュートで政策を求めたい。

「横浜市従」第1251号(2010年7月1日付)より

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