2007年12月14日(金曜日)[ トピックス ]

「映像が語るイラクの真実、『9条守れ』をあらためて確信」市従60周年憲法平和講座

憲法平和講座のようす 

第2回目市従憲法平和講座が12月13日いせやま会館で行われました。市従60周年記念にあわせ開催される講座は「イラクからの告発」と題して、大阪からフリージャーナリストの西谷文和さんを招き、最新の写真と映像をもとに「今イラクで何が起きているのか」話を聞きました。

西谷さんは以前、吹田市役所に勤めながら地域ミニコミ誌の活動をしていました。しかし、イラクでの日本人3人が拘束された事件をきっかけに退職し、本格的にジャーナリストの活動を始めました。

石油利権でつながるブッシュとビンラディン

 スクリーンには戦車を撃ってよろこぶアメリカ兵の映像。西谷さんは「アメリカ兵も戦争のトラウマで犠牲者です」と説明します。

 衝撃的な映像が続きます。テレビでは絶対放映されない「腐った遺体」が映し出され、会場はショックで静まりかえります。

 「戦争が民営化されている」民間軍事会社PMCの話などと、米国籍を持つ正規軍の他に雇い兵がいて、その傭兵の遺体がイラクの砂漠に放置されている現実や、ブッシュ大統領とビンラディン一族の関係やサウジ王国と米国の石油をめぐる利権関係をパソコンを使い、わかりやすく解説していきます。

 「ビンラディン一族は巨額の富を築き、王家として民衆の蜂起が恐ろしいからオイルダラーで武器を大量に購入し、自分たちの特権を守ろうとする。ブッシュサイドはサウジの石油で大儲けして、さらにサウジ王家に武器を売って巨額の富を手に入れる。ブッシュ家につながる石油産業、軍需産業にとってサウジは大のお得意様」と結んでいます。

終わらないイラク戦争

 難民キャンプではコレラが流行、水不足のうえ、電気は1日1時間だけという現地の実態があります。大人、子どもを選ばず劣化ウラン弾、クラスター爆弾などの残骸による被害が続いています。現地の戦争は終わっていません。

 赤字のアメリカのドルを20兆円で買い支え、米国債を70兆円で買い取る日本、こうして戦費を調達するアメリカ。この現実に今私たちが出来ることは何か、あらためて「憲法九条」を守ることを確信した憲法講座になりました。

「横浜市従」第1199号(2008年2月1日)より

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