2011年5月15日(日曜日)[ I LOVE 憲法 ]

私の5月3日

「こんどの憲法では、日本の国が、けっして2度と戦争をしないように、2つのことをきめました。

その1つは、兵隊も軍艦も飛行機もおよそ戦争をするためのものは、いっさいもたないということです。これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。これは戦力の放棄といいます。「放棄」とは「すててしまう」ということです。しかし、みなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行なったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません」

これは、1947年に文部省が作った中学1年生の社会科の教科書『あたらしい憲法のはなし』の一節です。

私が『あたらしい憲法のはなし』の存在を知ったのは中学校の公民の副読本でした。この戦争放棄にかかわる部分が抜粋されていましたが、それ以上の説明はなく、全体を知る術もありませんでした。

10年ぐらい前、改憲や護憲の論議が盛んになったころ、あらためて憲法を読もうと思ったときに、復刊された『あたらしい憲法のはなし』と出会いました。

“”民主主義”“基本的人権”などについて、ていねいにわかりやすく説明されています。何よりも新しい憲法の精神を伝えようという強い思いが感じられます。

憲法は国の精神、根幹をなすものだと思います。法律はその時代にあわせて、変化をしていくものですが、その法律の基になる憲法はどっしりとゆるぎないものです。仕事や日常生活の忙しさの中で、ともすれば憲法の精神さえも見失ってしまいそうです。

せめて、1年に1回でも憲法を読み、その精神を思い起こしたい、それが私の5月3日です。

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