2011年11月21日(月曜日)[ あなたもワインラヴァーに ]

第27回ワインの選び方(9)「ブドウ品種を知る」その9

今回は毎年11月第3木曜日に解禁のボージョレ・ヌーヴォーで有名な赤ワイン品種「ガメイ」について紹介していきます。

フランス・ブルゴーニュ地方の南端にあるボージョレ地区で造られるワインをボージョレ(Beaujolais)と呼びますが、赤ワイン品種のガメイ(=ガメとも言う)から造られるカジュアルな赤ワインがその99%を占め、新鮮でフルーティーな香り、明るい色調、さわやかな酸味が特徴です。白ワインはわずかに1%程度しか造られず、シャルドネが原料となっています。

よく知られているのはボージョレ・ヌーヴォーですが、ボージョレの通常の新酒とは醸造方法が異なり、MC法(=マセラシオン・カルボニック、収穫したばかりのブドウを除梗・破砕せず、炭酸ガスが充満している密閉タンクに置くことで色素のみを効率よく抽出する技法)で短期間で造られる新酒(ヌーヴォー=プリムール)です。最近は発酵温度を高くし品種独自の特徴的な香りをより引き出す、セミ・マセラシオン・カルボニック法での醸造も増えてきています。

ボージョレ地区の「地酒」が公式に発売され、解禁日が11月の第3木曜日になった経緯はサッポロビール(サッポロワイン)やサントリー(ワインスクエア)などに詳しく載っております。ご参照ください。

ボージョレ・ワインのランクの見方ですが、単純にAOC基準でいうと4つあります。上から順に
①クリュ・ボージョレ(村名→10の村名付きワイン(軽やかで甘い香りの「サン・タムール」、長熟で力強い「ムーラン・ナ・ヴァン」、ミネラリーな「モルゴン」、軽やかな「レニエ」・「ブルイィ」、優雅さの「フルーリー」などが有名です)②ボージョレ・ヴィラージュ 約40か村が認められています。③ボージョレ・シューペリユール 数はあまりありません。④ボージョレ AOC96か村あります。

ヌーヴォーでは②と④がほとんどです。試飲などで飲み比べてみるのも面白いと思います。またヌーヴォーだけでなく、通常のボージョレも飲んでみてはいかがでしょうか。特に北部地区のクリュ・ボージョレは土壌の違いで味わいが異なります。

〈お勧めワイン〉

aAボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー ヴィエイユ・ヴィーニュ タイユヴァン:樹齢60年の古木で造られるヌーヴォ。しっかりとした味わい。


bBマルセル・ラピエール モルゴン・サンスフル クリュ・ボージョレ。化学肥料、除草剤、殺虫剤は用いない自然農法で造った美味しいワイン。


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