2011年11月22日(火曜日)[ トピックス ]

「脱原発、再生可能エネ、国内外情勢など、内容盛りだくさん」市従労働学校が開校

市従労働学校が11月21日から始まりました。3・11の大震災後の労働学校と言うことで、「脱原発、再生可能エネルギー問題の取り組みを探り、国内情勢と公務員バッシングの背景を考える」という大きなテーマのもと、3回の日程で開催されます。

第1回目は、朝日新聞記者の伊藤さんが、「いま脱原発・再生エネルギーの取り組みを海外や日本各地の取材から探る」と題して講演しました。講演要旨を掲載します。

▼労働学校 伊藤氏の講演要旨

「日本は世界有数の再生可能エネの宝庫。脱原発は世界の流れ

原発からの脱却は世界の流れになっている。ドイツでは福島の事故を受け、11年かけてすべて稼働停止、オーストリアでは99年に憲法で禁止、イタリアでも今年の国民投票で原発が否定された。フランスの原発があるじゃないかという人がいるが、日本とは全く違う環境の中で稼働されている。この30年間に、日本では震度5以上の地震が3千回あったが、フランスでは3回であり、しかも震源地のないところに作られている。日本は震源地の真上に原発がある。

世界の再生可能エネルギー(使っても無くならないエネルギー)の状況は、アイスランドは、100%再生可能エネルギー(地熱発電と、水力発電)の国である。デンマークで見ると、現在30%、50年までに化石燃料への依存をゼロにすることを目指している。日本は火山の国、地熱発電の力は原発20基分に相当する。地熱発電の技術がないのかと言えば、アイスランドの地熱発電用タービンは三菱重工製で世界の35%を占める。東芝のシェアは25%。

日本は世界で最も再生可能エネルギーの豊富な国。山から海への距離が短く急流で、水力発電が簡単にできる。世界6番目の海岸線を誇り、潮力発電や洋上風力発電が可能。山に木があり畑もあり、バイオマス資源が豊富。太陽光も豊富で、しかも日本の太陽光発電技術は最近ドイツに抜かれるまで世界一だった。

原発からの脱却に必要なのは、原発神話との決別だ。①原発は事故を起こさないと言う神話は、起こしてしまった。 ②原発がないとやっていけないんだという神話は、この夏、節電でなんとか乗り切った。そもそも原発が必要なのか?

また我々のライフスタイルの見直しも必要だ。こんなにエネルギーを使う生活を続けていていいのか。

今こそ原発から脱却して、自然再生エネルギーを見直す時期に来ている。

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