働けどわが暮らし…
ワーキングプア、格差、品格等々流行語大賞にノミネートされるようなことばが続々と出て、世間をにぎわしています。
私たちの働く職場を見まわすと、これらのことばが他人事(ひとごと)ではないことがよくわかります。
2007年問題といわれ、前年から団塊世代が退職年齢に達し、職場を大量に去り、人手不足と蓄積された技術や知識をいかに次世代に伝えるか心配されました。
再任用や再雇用というシステムで一時的には問題回避の状況にはありますが、決して不安が消えたわけではありません。
正規職員の定数が削減され、欠員補充はその退職者や嘱託職員、場合によっては民間の会社から派遣を導入するなど、あからさまな対応が行われています。
市民の目から見れば、同じ市の職員と取られますが、仕事の責任範囲に差異があり、一様ではありません。
同一業務・同一賃金ではなく、賃金の格差も生じています。非常に難しい問題です。特に派遣の人は、会社との契約上、その賃金はさらに低く削減されます。
一生懸命に働いているのに、仕事に見合った賃金が支払われないために、ワーキングプアが創出され、格差社会を拡大しています。
つい先ごろまでホームレスといわれ、本庁舎の周りにも、夜になるとダンボールハウスが並びました。
規制してそれは消えましたが、最近はネットカフェ難民と呼ばれる人が増えています。20代・30代の若い世代に限らず、50代の中高年層の割合が非常に高いとの統計も発表されました。
小泉前首相は「国民も痛みに耐えてほしい」とは言いましたが、その格差はもう限界です。石川啄木が 働けど働けどわか暮らし楽にならずじっと手を見る と歌いましたが、それ以上に劣悪になっているのが現実です。
あなたは、それでも我慢できますか。もちろん1人のカでは無理があります。働<私たちが手を組んで、安心して働き、最低の文化的生活ができる国をつくらなければ意味がありません。そんなことできないとあきらめますか?今こそ、共に立ち上がるとき、チャンス到来と思いませんか。
「横浜市従」第1191号(2007年9月15日)より




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