2012年6月21日(木曜日)[ コラム「しじゅう」 ]

原発についてもっと考えなければ

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」この格言にピッタリ合うのが、大飯原発の再稼働問題ではないでしょうか。

東電福島第一原発事故による放射能汚染という人類の存続に関わる大事故を経験した私たち日本人。1年以上が過ぎても、解決のメドさえ立っていないというのに、政府は夏の電力不足を理由にして、日本海に面して建てられた大飯原発を「再稼働する」という暴挙に出たのです。

反原発を声高に叫んでいた橋下市長でさえ、容認させられてしまいました。国民の知らない政治の裏側で、何があったのでしょうか。

信念をもって反原発を訴えていたのではない、という化けの皮が剥がれてしまったということでしょう。

3月11日の大地震で日本の地下構造は大きくゆがんでしまいました。いつ、どこで起きても不思議ではない、という状態に変わってしまいました。

取り返しのつかない大きな原発事故が起きたら、それは人類の滅亡を意味すると言っても過言ではありません。人間の手でコントロールできないのですから。

大飯原発第3、4号機の陸側には、熊川断層という活断層が走り、海側には2本の活断層が走っていますが、連動も十分に考えられるのです。そうなれば、想定以上の地震が発生してもおかしくないのです。

確かに夏の電力不足は避けたいとは思いますが、危険極まりない原発の再稼働を許す理由にはなりません。

確認しましょう。人類は未だ核をコントロールできないのです。産廃でもバクテリアにより分解することは可能ですが、核のゴミは気の遠くなるような時間をかけて(いわゆる半減期です)減少をただ待つだけなのです。

あれだけ原発推進を訴え続けてきた西ドイツのメルケル首相でさえ、脱原発にかじを切らなければならなかった東電の原発事故。当事者である日本は、もっと真剣に、超々危険な原発について考えなくてはならないと思います。

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