2012年6月23日(土曜日)[ トピックス ]

「国家や社会の課題を個人や心の問題にすり替えている」育鵬社教科書学習会

1311-36月22日(金)18時半から、かながわ県民センターで横浜教科書採択連絡会の主催で「こんな教科書はごめんだ~育鵬社教科書はどう扱っている?原発、どう教えている?憲法」と題した学習会が開催されました。

「育鵬社」の歴史と公民の教科書は、「戦争肯定と被害の軽視」「アジアへの蔑視」「現在の憲法への批判」「個人よりも国家への忠誠」と主張する等の問題点が指摘されています。この教科書が2012年4月から横浜市立の全中学校で使用されており、次の採択までの今後4年間(現在の中3から小4まで)、主催者によると10万人以上の子どもたちが使用するとしています。

冒頭の主催者あいさつでは、「横浜市の教科書採択は2009年に、それまで18区に分かれていた採択地区を1地区に変更し全国最大となっている。政府は法に基づく小規模化を推進しており、横浜市教育委員会が主張の『政令市はこれに該当しない』とするなら、ダブルスタンダードになる。18区採択地区に戻すべき」と主張しました。

講演では、「原発」についてを、定年まで中学校教諭を務め教科書執筆もしてきた大谷猛夫氏が講演。
「教科書は学習指導要領に基づき書かれている。学習指導要領が悪の根源と考えるが、育鵬社はこれに悪乗りしている」と指摘しました。

「憲法」については、弁護士の穂積匡史氏が講演し「記述の1つ1つは間違えていないが、文脈で見ると大きく間違っている。国家や社会の課題を、家庭・個人・心の問題へ上手くすり替えている」と指摘。「現代民主主義を否定する立場の歴史上の人物を、大きく取り上げて紹介している」「足利裁判を『難しい事件』とし、『権力は謝らない』という前提がみられる」などと解き明かしました。

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