2007年11月15日(木曜日)[ コラム「しじゅう」 ]

安倍の開き直りと辞任。小沢の辞任と居直り。

 2日たって「もうやめた」と言っていた党首が「辞めるのやめた」と戻ってくる。「辞任し、進退を同僚議員に委ねた」との記者会見が「辞任する」といいつつ一方で「ゆだねた」といっていたことがどうも未練たらたらだった。つまり「男の約束」を守れなかったことで「胸が痛む」ので福田総理に義理立てすることが本音だったということなのだろう。

 安倍前総理は参議院選挙の歴史的大敗北の責任を取らず、国会の解散もせず開き直り、新内閣を作り、国会で所信表明し、いざ代表質問というときに突然辞任、職責を放り出した(念のため復習)。

 現在の日本は、国民の意思にもとづいて参議院は小沢総理大臣を指名し、衆議院は福田総理大臣を指名、憲法の定めるところにより福田総理が内閣を組織し国政を担当しているのである。

 これは今までの自民・公明政権が国民の苦しみを解決せず、さらに苦難を押し付けつつ、大企業には優しく、アメリカのブッシュ大統領は主権者の日本国民よりずっと偉いという「政治」に、ついに国民の怒りが爆発した結果なのである。

 ところが会談の内容は「生活第一」などは全然話題に上らず、「自衛隊の戦争支援・給油継続問題」「自衛隊海外派兵の恒久化法案づくり」「福田・小沢内閣」の大臣の数を「自民10、民主6、公明1」などと相当つめた相談だったようである。

 しかし、ここまで国民を裏切ってしまって、また戻ってくるのでは、もはや「男が廃る」どころではなく民主党の本性はこんなものだったと語るようなものである。

 国民の側から見れば「切実な願い」が「踏んだり、蹴ったり」されて「国民主権とか民主主義」そのものが踏みにじられて、このまま黙っていられるわけがない。

 早く総選挙をして自・公・民に対する国民の怒りと生活改善への強い意思を示す以外あるまい。
 この国を世界の笑いものにした二人の党首の「お芝居とその責任は」あまりにも重い。
 このままではこの国は日本史、世界史にのこる「世界の笑いもの」のまま、信用さえ失うであろう。

「横浜市従」第1195号(2007年11月15日)より

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