2007年12月1日(土曜日)[ コラム「しじゅう」 ]

韓流ブームの裏側に…

 「冬のソナタ」の放映以来、韓国ドラマが流行。民放では「ホテリアー・天国への階段」など数々の放送で韓流ブームが巻き起こりました。
 中でも、韓流スターの人気はうなぎ上りで、特にヨン様(ペ・ヨンジュン)フィーバーは、若い人を含め女性のパワーを恐ろしいほどに感じさせるものでした。当初「あり得ないドラマの筋書き、不自然な展開」と色々言われ話題にもなりました。反面、まったく興味を示さない人と二分されていき、外見では韓流ブームが終わってしまったかのように落ち着いています。

 それでも、つい先頃では女性を主人公にした宮廷女官の時代劇「チャングムの誓い」が放映され根強い人気を示しました。今、韓国の時代劇ブームなのか民放で「朱蒙・チュモン」が放映され話題を集めています。
 ニュースでは「太王四神記」撮影中のペ・ヨンジュン怪我の情報が流されるなど韓国ドラマの話題は尽きません。

 「英雄時代」という韓国ドラマがあります。これは、2人の青年が実業家を目指す物語。日本国の占領・南北分断の戦争など時代の流れに翻弄されながらも、あきらめずに志を貫くスケールの大きいドラマです。1人は、身体を酷使してのたたき上げ。もう1人は知的分野を駆使し、双方が同様に成長していく話。

 この話で注視すべきは、日本の占領下での出来事に「バカ野郎・畜生」の日本語が頻繁に使われています。当時の人民に対する日本人の態度が、あからさまです。
 かつて日本は戦争をし、侵略行為を行い多くの人命を奪いました。被爆国の日本も原爆症で苦しんでいる人がいる。終戦直後、私たちには想像もできないほど、やるせない思いと苦しみの中から生み出された平和憲法。韓国の若者は南北分断と徴兵制度がありながらも、平和への意識は薄いと聞きます。いまだに韓国の年配の人の中には、日本をよく思わない人がいるといいます。

 日本には戦争放棄の憲法がある上に、韓国との友好があることを多くの人、若者に気がついて欲しい。

「横浜市従」第1196号(2007年12月1日)より

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