2013年6月3日(月曜日)[ トピックス ]

「江戸時代の”国際化”、田中優子さんが講演」平和のための戦争展

「平和のための戦争展 in よこはま」が、6月2日(日)かながわ県民センターで開催されました。

第1部は、日本各地での米軍機墜落事件の報告です。

1977年のファントム機の墜落事件(母子3人死亡)、1964年、2人の死者と4人の重軽傷者を出した大和市の鉄工所に米空母艦載機が墜落した事件、そして2004年に沖縄国際大学本館に米軍大型ヘリが墜落した事件の報告がありました。

第2部は「江戸が現代に問いかけるもの」と題して、法政大学教授で江戸学の研究者である田中優子さんに講演していただきました。

田中さんは西区久保町に生まれ育った浜っ子で、藤棚商店街の裏店の長屋に住んでいて、兄とともにバスで本町小学校に越境入学したそうです。学校には、野毛山の大邸宅に住む裕福な坊ちゃん嬢ちゃん、船上生活者の子どもたち、米軍人との間に生まれたハーフの子どもたちさらには在日朝鮮人の子どもたちが一緒に学んでおり、お互いの家庭に差別なく行き来し、田中さんの人生観はそこで育てられたとのことです。

本題の江戸時代とは、秀吉が朝鮮侵略し、経済的に疲弊し、どん底だった窮状を救い平和国家をめざした時代。一番大事なことは朝鮮半島との国交回復と位置づけ、朝鮮通信使を招きました。

さらにヨーロッパ人もアジア人も、対馬や長崎から江戸間で遠距離移動する中で街道筋で多くの庶民が外国人と接することになりました。

日本におけるグローバル(国際化)の時代でもあり、オランダ人を通じヨーロッパやアジアの文化を取り入れ、自立した江戸文化を築きました。資源がないので100%循環社会。私は、「折りたたむ日本」(アベノミクスの正反対)の本を出そうかと思っていると語りました。

田中さんは、今の安倍政権の改憲の動きには危惧しており、96条の改悪とその先に見える9条の改悪は絶対阻止せねばならないことを強調しました。また、沖縄の人々や在日の人々に対する日本政府の態度は棄民政策に他ならないと話しました。

Copyright (C) 2003 Yokohama City Labor Union. All rights reserved.