2013年7月2日(火曜日)[ トピックス ]

「日本国憲法存続の危機に。戦争になれば人権は死滅」環創支部9条の会学習会

環境創造支部9条の会は、7月1日、今年度2回目の学習講演会を弁護士の岡田尚先生を講師に招き「自民党改正草案は憲法をどうしようとしているのか」と題して開催しました。講演の要旨を掲載します。

憲法の体をなしていない自民党の草案

再登場した安倍内閣・日本維新の会・みんなの党らの改憲勢力の増大と護憲勢力の減少により、日本国憲法は存亡の危機に立っています。

自民党の改憲草案のひどさは、憲法の体をなしていないことです。インターネットから探すことは簡単ですので、皆さんも一度は読んでみることをお勧めします。その際、文章にはわなが潜んでいますのでじっくり内容を精査しながら読むことが大切です。

戦争がなかったのは9条のおかげ

安倍首相の本心は、9条を改悪し国軍としてアメリカ軍の一翼を担い、日本を戦争する国にすることです。しかし、9条の改悪は国民が許さないので、まず96条を改悪し時間をかけて9条にもっていこうとしています。国軍になればどうなるか、中国は総力を上げて軍備の増強に走ります。北朝鮮も然り。アジアの国々を敵に回しかねません。軍拡競争が始まります。平和は遠ざかります。東アジアで67年の長きにわたり戦争がなかった大きな理由のひとつに9条があるのです。若者には徴兵制度が待っていることも付け加えておきます。

自民党改憲草案の特徴は、総体的に言うと①憲法を憲法でなくす=憲法は、国家権力を縛るもの→国民を縛るものにかえる(立憲主義の破壊)②戦争をしない国から戦争をする国へ③基本的人権の保障も「公益および公の秩序」の前で立ち止まる、というものです。

平和であってこそ人権守れる

各論は多々ありますので省略して主だったものをあげると、憲法前文の前面改変、天皇の元首化、国軍の創設=戦争のできる国化、人権規定の弱体化、立法・行政・地方自治の変質等々私たちにとって暗黒の時代が口をあけて待っているようなものです。

まだ遅くはありません、改憲阻止のために立ち上がりましょう。そのためにも「憲法とは何か」をもう一度学習して、憲法を我が物にしましょう。今度の参議院選挙はそのためのチャンスかもしれません。十分考えて投票してください。そして、9条即ち平和こそがすべての人権が守られるための基盤であることのゆるぎなき確信を持つことが重要です。戦争になれば、人権は死滅する。自衛隊員も9条で命と人権が守られているのですから。このことは、自衛隊の元幹部が「我、自衛隊を愛す 故に、憲法9条を守る」(かもがわ出版)でいみじくも述べています。

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