2013年11月21日(木曜日)[ トピックス ]

「日常生活に忍び寄る戦争を伝えたい」9条の会で妹尾河童さん講演

1357-111月20日関内ホールで「みんな集まれ!憲法があぶない!!」(同実行委員会主催)が開催され、800人を超える参加がありました。

実行委員長あいさつで伊藤成彦さん(中大名誉教授)は、「憲法は最高法規として守らなければならない」と護憲を訴え、また安倍政権の憲法違反を指摘し、公務員の憲法尊重擁護の義務についても強調しました。

続いて「戦争体験をしたものから伝えたいこと」と題して、経済同友会終身幹事の故品川正治さんと元自民党幹事長の野中広務さん、2人のビデオレターが上映されました。

メインの講演は、妹尾河童さんが「『少年H』で伝えたかったこと」と題して話しました。妹尾さんは冒頭、「『河童』は本名です」と会場を驚かして、本名からペンネームの河童に改名したいきさつを、ユーモアを交えて語りました。

妹尾さんは若い人が、戦争のあったことを知らない、どこと戦争したのかも、どっちが勝ったのかも知らない、学校で習わないうちに卒業してしまう、体験した大人が子どもたちに伝えていなかったから、一番大事なのは近代、今の歴史を学ぶ事だと言います。

妹尾さんは「少年H」を書くにあたり、思い出ではなく子どもの目線でみたことを書く、あの「時代」を、あの町に住んでいた、親子のふれあい、食、生活を書く、実名で書く、名文を書こうとは思わない、子どもにも読める文章を書くことを心がけて執筆したそうです。声高に戦争反対と唱えるのではなく、戦争とは何か、日常生活に忍び寄る戦争を子どもたちにも分かるように、伝えたいという妹尾さんの思いが伝わるお話でした。

最後に九条かながわの会事務局長の岡田尚さんが、緊迫した情勢の「なにが秘密なのか?それは秘密です」という秘密保護法案について、チェックする機関がない、秘密指定の永久性、懲役10年の重罰化などの問題点を解説、「運動の力で可決を延ばさせている、可決できない状況になっている、力を振り絞ってやればできる」と成立阻止に向けて参加者を励ましました。

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