2014年7月8日(火曜日)[ トピックス ]

孫崎享氏(元外務省国際情報局長、元防衛大学教授)が講演「日本の民主主義が危機に直面」 「九条学校」開催

7月7日、横浜市健康福祉総合センターにおいて、九条かながわの会主催の「九条学校」が開催され約250人が参加しました。

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孫崎亨さんは、「『世界的視野から見えてくる日本の情景』東アジアと日本の安全保障 尖閣・竹島をどうみるか」と題して次のように講演しました。安倍政権が集団的自衛権の閣議決定をしようとすることに対し、5月8日の「ニューヨークタイムス」の社説を紹介。安倍政権が憲法を解釈で変更することは、「日本の民主主義が危機に直面している」ことのあらわれだと話します。

また「あなたは安倍首相と大橋巨泉のどちらを信用しますか」と会場の参加者に質問し、大橋巨泉さんが最近の週刊誌の中で、「5月15日の安倍首相の記者会見での、有事の際、避難する日本人家族を乗せた米艦船を自衛隊が守るというパネルを使った説明は、ありもしない大うそで気持ち悪くなり、一片の知性も、感じられなかった」ということを紹介しました。

尖閣・竹島問題も集団的自衛権と無関係ではないと言います。米オバマ大統領はこの問題では、中国・日本の双方に支持表明していないが、このことを裏返せば、「日本が自国の領土と主張するのであれば、日本で守るべきだしそのためには自衛隊も必要になってくるでしょうということにつながる」と話します。

米国国務省サイトのQ&Aで、「有事の際に米国市民でない、私たち家族は助けてくれるのか」という質問に、「危機において優先するのは米国市民を助けることであり、米国市民でない友人や家族は乗り物に乗れると思わないでください」と答えており米軍は日本を守る考えはないと言います。

次に昭和21年、伊丹万作さん(映画監督)が書いた「戦争責任者の問題」文章の要旨を説明しました。

「日本人はうそを言われ続け、多くの人がこんどの戦争で『ダマされていた』と言うが、『ダマされていた』という国民なら、何回でもダマされるだろう。またこれは、ダマす側に協力したことになる」

正しいことは短期的なマイナスを伴うが「今どう生きるかが問われている」私たちは悪い歴史を繰り返さないようにすることが大事ですと訴えました。

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