2014年10月1日(水曜日)[ トピックス ]

辺野古に基地はつくらせない

1385-2 沖縄・辺野古への米軍基地建設について、地元は何度も「ノー」の意思表示をしてきたはず。9月の名護市議選でも基地反対派の議員が多数を占めました。にもかかわらず、安倍政権は工事強行の姿勢を改めていません。抗議行動はだんだん大きくなり、11月には焦点の知事選が控えています。現地のもようを、ジャーナリストの米倉外昭さんに報告してもらいました。

ガザの報道に衝撃を受けながら、人は殺されていないが沖縄も同じだと感じる日々。名護市辺野古の海の状況を見て、沖縄の多くの人たちが「沖縄戦と同じだ」と言います。

9月12日午前8時、キャンプ・シュワブとの境界であるフェンスそばの辺野古の浜にカヌーが並べられました。今日も、ボーリング調査に抗議に行くカヌー隊です。沖合にボーリング調査のためのスパット台船が2台設置され、その向こうに海上保安庁の巡視船が何隻も見えます。カヌー隊10人がスパット台船に向け出発すると、待機していた海保のゴムボートなどが慌ただしく動きはじめ、カヌー隊に向かっていきます。

海上保安庁が暴力
報道によると、その日は5人がゴムボートに一時拘束され、無理やりサングラスや帽子などをはぎ取られ顔写真を撮られました。そして「刑特法(刑事特別法)を適用する」「後で呼び出すからな」などと恫喝されました。

翌13日には、さらに多くのカヌー隊が果敢に抗議に向かいました。この日は海保の弾圧はさらに強化され、フロート(浮体式構造物)の外側で12人以上が一時拘束され、カヌー12艇が押収されました(15日に返還)。

海難救助や海の汚染の取り締まりに立ち向かう海上保安庁の「海猿」たちは、ここ辺野古では、安倍政権の強権政治の体現者として、市民の非暴力の抗議行動という表現の自由を抑圧・弾圧する存在です。

ゲート前の座り込みではいろんな人が次から次に自分の体験や思いを語ります。12日には、「普天間基地ゲート前でゴスペルを歌う会」の人たちが讃美歌などを披露しました。70代の女性は、中学生の時に何人もの米兵に襲われそうになった体験を、勇気を奮って初めて語りました。

このような闘いが日々、続いています。

知事選の相手は日本政府
11月には県知事選挙が行われます。
世論調査や反対運動の盛り上がりからすれば、選挙の結果は明らかだろうと考える人が全国には多いですが、選挙というものはそんなに単純ではありません。相手は政府です。霞が関、永田町が総がかりで、ありとあらゆる圧力をかけてきます。
そのような圧力にさらされながら、そして辺野古の実情をまともに報じようとしない本土大手メディアの冷淡さにいらだちながら、心ある沖縄県民は、何度も繰り返されてきた試練に再び立ち向かおうとしています。

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