2015年3月9日(月曜日)[ トピックス ]

「原発いらない」と国会包囲 国民無視の政治に憤り 反原連など3団体

福島原発事故からから4年が経ちました。3月8日には国会周辺で「ノー・ニュークス・デイ 反原発★統一行動」が行われ、2万3000人(主催者発表)が参加しました。行動は首都圏反原発連合と原発をなくす全国連絡会、「さようなら原発1000万人アクション」の3団体が呼び掛けたものです。主催者を代表して反原連のミサオ・レッドウルフさんが「原発事故は収束していないのに、再稼働が進められている。『原発いらない』の意志を可視化させよう」と呼び掛けました。

日比谷野外音楽堂で集会を行った後、国会請願デモ・包囲行動、国会前集会と多彩な行動を繰り広げました。

発言者、参加者の声
○…福島・中島孝さんは「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」として、被害救済と現状回復を求めている裁判の原告団長です。現在原告は400人を超えています。福島で26年間魚屋を営んできた経験を踏まえてこう述べました。「今では新鮮な魚を無条件で喜ぶ人はもういません。商売人として、不安を忘れてほしいと思う一方で、小さい子どもを持つ親の気持ちになれば、そんな魚を販売して良いのか迷ってしまう。原発が再稼働されれば、私のような被害がまた必ず起きます」

○…原発事故で避難する母子を支援する活動を行っている井上真紀さんは、生まれ育った鹿児島で原発と向き合っています。川内原発再稼働に反対して3月2日、全国から1カ月半で集めた10万筆の署名を持って九州電力本店に要請しました。最低限、30キロ圏内自治体での住民説明会の開催と議会の議決、希望する住民への説明会の実施という3点を求めたものの、瓜生道明社長は面会を拒否。対応した広報担当者は要請内容を全て却下したといいます。井上さんは「私たちが無関心になるほど、一握りの権力者に都合のよい社会になってしまう」と述べ、声を上げ続けると語りました。

○…都内に住む30代女性は「誰も福島原発事故の責任をとらないなか、再稼働はありえない選択。メディアは福島の状況や、原発と核兵器との関連性をもっと伝えてほしい」。埼玉から参加した70代の男性は「原発と沖縄米軍基地は絶対に許せない。 子どもたちに負の遺産を残してはいけません」と語りました。

○…40代の女性は「世論調査では原発反対派の方が多いのに、政府はそれを無視し続けている。赤信号無視が危ないように、原発運転は危ない。それを危ないと言っているだけなのに、イデオロギーや主義・主張の違いにすり替えられてしまうのはおかしい」と憤ります。

○…絵本作家・松本春野さんは、福島から母子で避難した親子に取材し、2冊の絵本を作りました。「見えない放射能で多くの家族がいまだに分断されています。福島に住む人々と一緒に進んで行くような脱原発運動を期待します」

○…作家の雨宮処凛さんはこの4年間で、「経済より命が大切だ」と、国と原子力行政を変えるため、市民が訴えてきたことを紹介。政府や政治の無作為を追及し続けようと訴えました。

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