2016年2月4日(木曜日)[ ブレイクタイム,登りたいのは山々 ]

【第82山】湘南平181m、吾妻山136m「湘南のプチ2名峰」

東海道線に乗って平塚を過ぎると、海の反対側すぐ近くに小さな山が連なっているのが見える。標高は低いが、平らな相模湾と相模平野の境界部に忽然と高まっているだけに、山頂では大パノラマが開けるであろうことは想像がつく。

まずは一帯でも知名度ナンバーワンの湘南平に向かう。バスや車で簡単に上がれ、山頂には広大無辺な広場があって大勢の観光客が群がる。パノラマを堪能するなら展望台が一番。前述の通りさえぎる物がないので、眼下には相模湾が一望、平野の果てには横浜や東京の大都会が霞む。山側には丹沢や箱根など、距離が近いためもあって堂々たる山脈として目に映る。そしてハイライトは秀麗な裾野を広げる天下の富士山だ。

展望の良さでは申し分ないのだが、労せず上がれる上に観光地と化しているのが山派には物足りないところ。東方を見やると緑滴るミニ山脈が伸びているのでそちらへと縦走してみる。明るい湘南平頂上とは一転して深い樹林となり、緩やかなアップダウンでのんびり森林浴が楽しめる。ラストの高麗山から山麓の神社へと急降下(女坂経由が無難)して大磯駅に戻れば、山歩きは一丁上がり。

これでは物足りない、曲がりなりにも山頂まで歩かざるを得ないで湘南平クラスの大パノラマの得られる山は近くに無いものか……実はある。大磯から電車に乗ってお隣の二宮で下車、駅のすぐ裏手にそびえる吾妻山がそんなハイカー達の望みをかなえてくれる。

山とは言っても公園エリアだから、延々と階段が付いているし人も多い。が、一般車は上までは入れないから、感覚的には山登りだ。期待の山頂は湘南平に勝るとも劣らない。パノラマの見事さは同様だが、円形の展望広場、大きなシンボルツリー、菜の花畑、そして寝ころぶのに最適な芝生の丘。大の字になって眼下の青海原や紺碧の空を眺めていると、山と一体化したような幸福感に浸れる。

トイレや飲み物の自販機、ローラー滑り台などもあって家族連れにも最適。にもかかわらずハイカー目線でも満足度の高いのがここのピークだろう。おっと、山好きな人なら是非三角点を見つけ出して欲しい(山頂標識のそば)。他の三角点にはない、ほのぼのしたサプライズ感が得られるから。
◆おすすめコース
湘南平―高麗山―大磯駅(1時間半)、二宮駅―吾妻山(往復45分)※動きやすい服装であれば、特に山の装備は不要

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1本立ちの巨樹や、光る相模湾が印象的な吾妻山山頂(上の画像をクリックすると大きく表示します)

◆参考地図・ガイド「高麗山公園ハイキングコース」や二宮観光協会のサイトで検索して、地図をダウンロード

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