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横浜市従業員労働組合第70回定期大会「大会宣言」

私たちは本日、第70回定期大会を開催し、代議員の活発な討論により、この一年間の運動を総括し、新しい一年間の運動方針を確立しました。

日本社会が第二次世界大戦後、一貫して守ってきた平和憲法が今まさに、変えられようとしています。基本的人権を否定し、憲法の破壊を目論む安倍自公政権の攻撃によって、憲法を変えるというよりは憲法は壊されようとしているのです。7月10日に行われた参議院選挙の結果、安倍自公政権とその補完勢力によって、衆議院に続き、参議院でも改憲勢力が3分の2を占めることになり、予断を許さない状況です。

秋の臨時国会では中断していた憲法審査会の始動が狙われており、さらに戦争法の具体化として、南スーダンPKOにおける自衛隊の武力行使を含む任務拡大に踏み出そうとしています。海外で武力を行使することは、これまで平和憲法のもとで民生分野での国際貢献に集中してきた日本のイメージを大きく変えることになります。バングラディッシュでのテロ事件では、日本人を含む多くの犠牲者が出ました。安倍内閣が閣議決定した集団的自衛権の行使容認、戦争法の強行採決など、安倍首相が行った憲法違反の諸政策がなければ失われなかった命です。

私たちは憲法擁護義務を負う自治体労働者であり、学童保育や動物園など公的な現場で働く、市民の命と権利を保障する公務労働者です。自治体・公務労働者として、憲法をいかし、平和を守り、住民福祉の向上に真っ向から対立する戦争が二度と起こらない社会をつくっていく使命があります。すべての市民が安心して暮らし、私たち労働者も安心して働くことのできる平和な社会を実現していこうではありませんか。
安倍首相がしきりに道半ばと称するアベノミクスですが、すでに在任期間は3年半を超え、一向に景気は良くなりません。求められているのは大企業の内部留保ばかり増えるおこぼれ経済のトリクルダウン論ではなく、公務員、中小企業労働者含むすべての労働者の賃上げであり、地域経済を下から支える政策です。私たち労働組合の力で民間の仲間とともに、最低賃金の大幅な引き上げと民間賃金の引き上げにより、公務員賃金を引き上げ、さらに民間の賃上げへとつなげていく好循環サイクルを実現していきましょう。

来年の夏は横浜市長選を迎えます。安倍政権と実質的に一体化し、事実上の自民党市政になっている実態を予算や政策などの批判的分析を通じて、明らかにしていく必要があります。小児医療費の問題をめぐっても、一部負担金の導入を考えるなど、応益負担を徹底した市民に冷たい市政であることは間違いありません。特別養護老人ホーム建設、中学校給食や公契約条例の実現といった市民の切実な要求にこたえない冷たい市政を変えていかなければなりません。

横浜市従が大切にしてきた市民要求の実現と働きやすい職場づくりの2つの要求を統一して追求する運動に確信を持ちましょう。このことを職場の仲間に広げ、市従の組織を強く大きくすることで、要求実現をより確かなものに出来ます。来年はより大きくなった横浜市従で定期大会を迎えようではありませんか。

本日確認した方針をもとに向こう一年間、ともに力を合わせて奮闘していきましょう。
以上宣言します。

2016年7月29日
横浜市従業員労働組合第70回定期大会