2016年10月3日(月曜日)[ トピックス ]

非核兵器平和都市宣言市民のつどい

当事者として声を上げれば社会は変わる
原発・核兵器・戦争のない平和な世界を

10月1日、「横浜市非核兵器平和都市宣言市民のつどい」が開催されました。1984年10月2日に横浜市会が決議した「非核宣言」を実効あるものにと願い、今年で13回目。今年はヒロシマ・ナガサキ被爆71年、核や武力で平和はつくれない、原発・核兵器・戦争のない平和な21世紀を願い開催されました。

はじめに呼びかけ人の小沼通二慶應義塾大学名誉教授が「憲法公布70年、核のない世界を」と題して講演。「いま日本の財政は慢性的赤字。福祉は伸びず、増えるのは軍事費だけ。安倍政権の中で日本はこれからどうなるのか先が見えない。しかし、変化は必ず起こる。その時を逃さないこと」と未来への展望を示しました。

高校生平和大使の原田桃子さんは、この夏、ジュネーブの国連欧州本部を訪問し12万余の署名を手渡しました。「ベルンでは街頭で署名活動を行い、高校生たちと交流。すべての核兵器をなくすために、『微力だが、無力ではない』素晴らしい活動を続けたい」と決意を語りました。

1歳10か月の時、長崎で被爆した和田征子さんは「爆心地から2・9㎞で被爆したが、山の陰だったので助かった。家の近くの建物疎開の空地に毎日遺体が運び込まれた。韓国人、アメリカ人も、たまたまいただけで亡くなった。原爆は人間の尊厳を否定する非人道的兵器であることを伝えなければ。10月3日から11月2日まで国連総会が開かれる。被爆者国際署名を手渡し、核兵器禁止条約を締結するよう要望し、地球上から核兵器をなくしたい」

大学生の中川千絵美さんは「昨年の安保法成立直後のデモでスピーチした。沖縄の基地問題も含め、着々と戦争に近づいている。SNSなどで友だちと政治や平和について話題にし、関心のない人に広げる。日々発信し、意見交換することが大事」と大学生の目線から発言しました。

神奈川新聞記者の石橋学さんは「『時代の正体』に向き合い取材して」と題して講演。直面しているのは、憲法『改正』問題。自民党が出している憲法草案はどんな国をめざしているのか、一言でいえば、人権が軽んじられる国。そして最大の人権侵害が戦争。慰安婦問題、戦後70年談話。

過去の歴史を消し去って、いわれなき非難を浴びているという被害者意識を醸成し、融和と共生の真逆の分断と対立をつくる。その先に成立したのが安全保障法、さらにその先に憲法改悪。横浜の新副読本問題では、原案の情報公開によると、関東大震災で朝鮮人・中国人が虐殺された従来の記述が一切削られている。

過ちを繰り返さないために、今食い止めなければいけないのではないか。川崎では『これはいけない、自分たちの問題だ』と市民が路上に立って抗議し、ヘイトスピーチ解消法ができ一歩踏み出せた。当事者として声を上げれば社会が変わる」と希望を語りました。

最後に、「非核宣言都市横浜への提言」を提案し参加者で確認しました。

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