2008年10月1日(水曜日)[ コラム「しじゅう」 ]

傲岸不遜を絵にしたら麻生太郎が現れた

麻生太郎が総理大臣に選出された。
吉田茂を祖父に持ち、資産何百億とか週刊誌に書かれているが、彼の発言を少し振り返るだけで、この男に我が国のトップにたつ資格がないことがよくわかる。

最も新しいところでは、名古屋駅前での街頭演説「岡崎の豪雨は1時間に140ミリだった。安城や岡崎だったからいいけど、名古屋で同じ事が起きたら、この辺全部洪水よ」この発言には両市から抗議文が寄せられた。この男には2人が死亡、住宅被害29016軒などは目に入らないのだろう。

それ以外ではワーキングプアの非正規労働者の若者を「あえて定職を持たない選択」、後期高齢者制度で痛めつけられている高齢者については「8割は元気で、中産層より資産も、下手をすると収入も多い」、時給換算179円という超低収入の日本の稲作農家の嘆きをよそに、国内外の米価を比較し「7万8千円と1万6千円はどちらが高いか、アルツハイマーでもわかる」と発言した。

野中広務自民党元幹事長を「あんな部落出身者を日本の総理にはできないわなあ」と評した。

そんな麻生を、当の野中は「人権を踏まえた視点がありますか。華麗な家柄だけど、人を平等に考えない。国家のトップに立つ人として資質に疑問がある」(「毎日」9/17)と酷評している。

一刻も早くこうした流れを断ち切らないと、この国は漂流、座礁、沈没ということになるのではないか。総選挙で国民の明確な意志を示す好機がきた。

「横浜市従」第1214号(2008年10月1日)より

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