2018年3月16日(金曜日)[ 登りたいのは山々 ]

【第128山】渋沢丘陵 303m「お花見ハイキングなら」

通常お花見ハイキングと言うと、目的地に花を愛でるエリアがあって、途中の行程はそこに至るための労力=手段でしかない。でもどうせなら歩く行程も楽しみたい。要所要所で花その他を愛でた果てに、いざ目的地でのんびり本チャンのお花見。こんな贅沢なコースはそんなにはなさそうだが、県内で確実なひとつとして渋沢丘陵のハイキングコースを推したい。

小田急線秦野駅がスタート。まずは町中の今泉名水桜公園で桜やユキヤナギの花を観賞。次いで県道に至るが沿道の桜並木が実に壮観だ。横断して丘陵歩きに取り掛かると、斜面上の畑地に菜の花のパッチワーク、背後に秦野盆地が広がり、大山に始まる丹沢表尾根がズラリと並ぶ様に圧倒される。下って、関東大震災時の土石崩壊の堰き止めで出来た、その名も震生湖へ。周囲の広場でソメイヨシノが程よくまとまり、ここでお花見本番でも良いくらいだがまだまだ先は長い。

再び登って、丘陵の尾根上の車道をゆるゆると歩いて行く。ゆったりした尾根上に畑が広がり、ところどころで桜の大木や様々な花が見られ飽きさせない。中間地点の栃窪集落付近では、またもや見事なソメイヨシノ群落が。その先で八国見山への分岐が分かれる。展望はあまりないが、自然林の山頂はムード抜群なので、寄り道していくのも一興だ。往復20分ほど。

いよいよ目的地の頭高山界隈が近づいてくる。八重桜が多くなってくるので、時期が遅い方が見ごろといえる。目的地「八重桜の里」は緩い擂鉢状の窪みになっていて、八重に限らず各種の桜の大木が点在。一斉には咲かないが、逆に大外れする確率が小さいのはメリットだ。シートを敷いて、存分に飲み食いに興じよう。一角にトイレがあるのもありがたい。なおも余裕があれば、コース中で一番高い頭高山にも登っておく。山頂からは箱根方面の眺めがあり、ミツバツツジの薄紫の花も見事だ。
帰路は、車道を下って渋沢駅を目指す。車道歩きだから多少酔っていても安心して歩けるのがいい。ただし車には要注意。どんなに気分が良くても、決して深酒なさいませぬよう。

◆おすすめコース
秦野駅-震生湖-八国見山-頭高山-渋沢駅(4時間:初級向け)※地図を見て適宜端折ってもいい。

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丘陵の取り掛かりから、花を前景に秦野盆地と大山(上の画像をクリックすると大きく表示します)

◆参考地図・ガイド◎「秦野ハイキングガイド」で検索して、秦野市観光協会にアクセス。AコースとEコースの地図を組み合わせると良い

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