2018年2月21日(水曜日)[ トピックス ]

「よりよい保育実現のため学んで交流、活動の原動力に」自治体保育労働者の全国集会

2018年2月17日~18日、岩手県盛岡市で開催された、自治体保育労働者の全国集会に参加してきました。

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1日目の全体会では、心理臨床家の高垣忠一郎さんによる「いま人間に必要な自己肯定感は」という講演を聴きました。高垣さんは、大学で教える傍ら、40年間病院の精神科でカウンセリングを続けてきました。

講演では、「今、自己肯定感という言葉が流行っていて、『その子の良いところを見つけ、褒めてやって自己肯定感を育てましょう』というような言い方がよく見かけられる。しかし、そういう『自己肯定感』ではカバーできない問題が多く、もっと深くまるごと存在レベルから自己を肯定する自己肯定感が必要とされている。『評価』の自己肯定感ではなく、『赦し』あるいは『共感』の自己肯定感だと言える。たとえば、赤ちゃんが排泄をして、おしめをかえるのは共感と赦しの『よし』であり、評価ではない」と。
高垣先生のいう、「自分が自分であって大丈夫」という自己肯定感の「肯定」はこの「よしよし」です。

「子どもたちはこの『よしよし』をいっぱいもらって、自己肯定感を心の土台のところに根付かせていくが、競争社会のなかで失われていっているのではないか。その結果、自己否定の想いにとらわれる若者や子どもの姿が現れているのではないか」ということでした。

この話を聞きながら、自己肯定感は子どもたちの中に育って欲しいものとして保育者側が働きかけるのはもちろんのこと、一緒に働く仲間同士や自分に対しても大切なものだと思いました。

夕方は、青年同士の交流会がありました。昨年までに知り合った自治体の保育士と再開し、近況を語り合う時間はかけがえのないものです。4年前から参加しているためそれぞれの置かれている立場も一緒に変化していき、新たな悩みを共有して語り合えたことが嬉しかったです。その地域の保育園の様子を聞いたりして交流を楽しみました。

2日目は、保育の質の向上と労働条件を守る運動という分科会に参加し、主に超過勤務の問題について、他の地域での実態、アンケート調査、当局とのやりとりなど実際に聞くことができました。

京都では超過勤務に関するアンケート調査を実施し、その報告集会を組合員に向けて開催していました。また、岡山では、退勤時間もパソコン上で記録するシステムを導入し、実態に合った時間外勤務手当の支給を基本とすることを約束させたそうです。

横浜でも、超過勤務の問題はよく耳にすることですし、私も関心を持っています。ですが、実際に超過勤務の申請をしていない人がどのぐらいいて、どのぐらい不払い残業をしているのかということは把握できていません。

横浜でも実際に行動することで、保育士の処遇を改善して安心して働ける環境を作り、子どもたちのためによりよい保育を目指していける職場になることを願っています。

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