2008年2月15日(金曜日)[ コラム「しじゅう」 ]

毒入りギョーザと春闘

 08年が1月も経過しないうちに、また大事件です。店先からある商品かゴソッと消えました。昨年の北の「白い恋人」や南の「赤福もち」の『紅白ウソ合戦』などの食品偽装。そして今度は中国製の毒入り冷凍ギョーザの表面化です。

 1月30日のテレビニュースは、兵庫県と干葉県でその冷凍ギョーザを食べた家族が危険な状態だと伝えました。「同一の商品を持っている人は絶対に食べないで」と、ニュースキャスターが絶叫気味に繰り返し訴える様子は異常にうつりました。
 その商品は、JTと生協が販売しているもので、製造したのは、中国河北省にある天洋食品。有機リン系殺虫剤のメタミドホスが多量に混入していたことがわかりました。その後、ジクロルボスも検出されました。

 これらの商品は横浜港と神戸港に荷揚げされ、全国へ配送されました。横浜市もいろいろなところで関連していることは否めません。

 横浜には中華街という観光スポットがあります。昨年は、中国でのダンボール入り肉まんじゅう報道の風評被害で客足が大きく割り込んでいるといいます。

 今回の毒入りギョーザ事件。それぞれの店独自の手づくりギョーザのはずですが、風評被害でさらなる追い討ちをかけられています。

 私たちの仕事の関連では、港湾、食品衛生、消防、病院、学校給食などで大きな影響が出ています。これらの商品を実際に購入した人もいます。日本は、海外から食品を輸入しなければ、国民の食をまかなえません。

 原油も高騰し、ガソリン価格が大幅に上がりました。バイオ燃料ということで輸入食材の栽培転換が積極的に進められ、それらも値上りしています。洞爺湖サミットの議長国として、CO2削減の目標達成をはかり、地球温暖化対策を推進しなければなりません。

 今年は北京オリンピックの年。選手たちの食の安全は大丈夫だろうか。アメリカの大統領選挙の行方、中東の紛争、経済ではサブプライムローン問題、正規雇用、どれ一つとっても世界的視野でしっかりと冷静に監視しなければなりません。
 私たち働く者の暮らしの安全と安心を守るためにも、今こそ連帯の結束を強める好機ではないでしょうか。08春闘、試練の幕開けです。

「横浜市従」第1200号(2008年2月15日)より

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