2009年2月15日(日曜日)[ コラム「しじゅう」 ]

正規採用で安定雇用を

大企業による大量解雇が続き、とどまるところを知りません。トヨタなど名だたる自動車メーカー、ソニーやキャノンそしてパナソニックが、一万五千人削減を決めたのは新しいところです。

派遣切り・期間工切りで人間を「使い捨て」にし、非道なまでに利潤追求にはしり、内部留保を増やすメタボ状態の大企業。本来持つ、企業の社会的役割を果たさず、投資会社・大株主優遇する経営姿勢は企業のモラルを疑ってしまいます。

規制緩和によって増えた「非正規労働者」は大企業にとって都合のいい雇用。言い換えれば、構造改革推進による規制緩和は、大企業優遇のための政策だったことを証明しています。

先日、友人と伊勢佐木町で会食を楽しんだ時のこと。テレビのドキュメンタリー番組の話題になり「北海道の旭川では、夜は寒さのためにコンビニを転々と過ごし、昼間に人目につかないところで睡眠を取って過ごしている失業者がいる。自分のプライドから生活保護も受けずに生活している」というのがあり、やっぱり「今の社会状況、変だゾッ」という話になりました。

話題もひとしきり、友人と別れ帰路につくと時間は11時、関内駅に行くために地下道を通ると、そこでも現実を見せつけられる事になりました。改札口へ出る階段手前の通路両脇に失業者であろう人々が、段ボールと毛布を寝床に何人もの人が横たわっていました。地下道が整備されてからは、見たことのない状況だったと思います。

横浜でも市長の先行発言によって、緊急雇用対策が発表されました。人員は延べ500人。学校現場にも配置の話を聞き「短期的な配置は教育現場になじまない」と思っていたところ、先日、現業評議会が雇用促進の観点から現業職正規職員採用試験の再開を求めて要求書を提出しました。まったく同感です。「短期的措置なんてケチくさいこと言わないで、安定した雇用促進をはかって下さいナ」と実感したところです。

「横浜市従」第1222号(2009年2月15日)より

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