2009年2月17日(火曜日)[ トピックス ]

「もっと生活体験を重視」市民自治研 子ども教育分科会

1224-2 2月14日、神奈川学園で、84人が参加し、「子ども教育」分科会が開催されました。

「子どもの行動がおかしいぞ!-子どもが身を守る力を育てるためには-」をテーマに、今、子どもたちに自分のからだを守る、生命を守る感覚が育っていないのではないかという報告を受け、経験を交流し、大人としてなにができるのか考え合う場になりました。

はじめは中学校と高校の養護の先生から「子どもたちの行動は、危険が察知できない、認識できてない」という驚くべき報告でした。4階の窓からとび降りて、幸いに負傷ですんだ高校生。友だちに格好よい姿を見せたかった、着地する姿をイメージして飛んだと話す子ども。子どもたちが育てられていないと思われる場面に遭遇するという話でした。

大人が努力しないと子どもは育たない

保育園からは、「抱っこやおんぶが減っていることなど生活の変化の影響も大きいのではないか。階段に柵はつけず、乳児から自由に登り降りできるようにしている。冬にはたきびや焼き芋をして、生活体験を重視し、子どもの身体をしっかりつくる実践をしている、子どもたちは、大人が努力しないと育たない」と報告されました。

子どもは不注意なもの

日体大の西條修光さんは講演で「体力が低下しているのではなく、遊び不足による運動能力の低下、経験のなさから、手が不器用になっていると思われる。また、体力や運動ができることに魅力を感じないなど価値観も変化してきている。子どもは疲れないのではなく、面白くて楽しくて疲れを忘れる生活があるかどうかということ。疲れている子どもが多いのは就寝時間が遅く夜型の生活になり、要求が満たされ満足感や達成感を感じているかなど生活の質が問題。

その背景には、親の労働時間が伸びている」と指摘し、「子どもは不注意なものであり、不注意でも『安心して安全に教育を受ける権利』、『環境を整備し、提供する責務』がある。

子どもたちに『触れてみる、握ってみる、やってみる』生活をもっと保障すること。自分のからだへの願いを育て、やる気を喚起し、学校では『ヒヤッとした』体験を共有し、対策をすることが大切だ」と強調しました。

「横浜市従」第1224号(2009年3月15日)より

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