第3回ワインの選び方(2)「土壌特性を知る」
前回はワインになった時に影響を及ぼす二大要素のうち太陽の恵みである気候条件について触れました。今回はもう1つの影響を及ぼす土壌について簡単に触れておきます。
ぶどう品種固有の特性はそれが育てられた土壌、つまり地球の火山活動の結果できた岩石(母岩)とそれが風化や微生物作用によってできた土の性質やそれに育った植物や動物由来による有機質等、と無関係ではなく、大きく影響を受けるといわれています。詳しい説明は紙面の関係でできませんが、母岩が火成岩、水成岩、変成岩のどれなのかと、地質の時代区分が古生代、中生代、新生代のどれなのかが土壌の基本構成要素を決め、ぶどうの個性に影響する、つまりワインの個性にも繋がるというわけです。
白ぶどうの二大品種のひとつであり、ドイツでは代表的なリースリングを例に挙げて説明しますと、ドイツのリースリング固有の際立った酸味と風味は他国ではできにくいといわれています。
また、同じドイツ国内でも13地域ではまた異なります。大きく分けるとライン川左岸地域の古生代デボン紀の母岩のある地域と右岸の中生代三畳紀の母岩のある地域では風化等によってできた土やライン川の浸食によって運ばれた土、火山灰の堆積の差等により、土壌に違いがあります。ラインガウやモーゼル上流地域はリースリングの上質なものができ、ラインヘッセンは例外地区はありますが上質なものはできにくく大量生産向きのミュラー・トゥルガウの生産が多い地域です。
同じようなことが中生代ジュラ紀等の土壌のブルゴーニュでできるピノ・ノワールやシャルドネについても言えます。いわゆるテロワールと言われている違いです。
これらの土壌と気候条件の組み合わせで同一品種でも異なる風味のワインができあがるため、まずは有料・無料の試飲等で好みの品種を見つけ、好きな味わいを持った地域のワインを見つけることをお勧めします。
横浜周辺のお店の案内をしておきます。それぞれ有料・無料の試飲やセミナー等がありますので参考にされてはいかがでしょうか。
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サンタムール(関内)…土日に無料試飲。有料試飲会あり。 |
「横浜市従」第1225号(2009年4月1日)より




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