2009年7月1日(水曜日)[ あなたもワインラヴァーに ]

第5回ワインの選び方(4)「赤ワインの特徴を知る(1)」

今回からは赤・白ワインの特徴や原料に使われる各ぶどう品種の個性について数回にわたり触れてみたいと思います。

皆さんは普段ワインを飲まれるとき、はじめに何となく、色や香り、味わいを確かめて〔テイスティング〕いませんか?

テイスティングは人を第一印象で判断するのに似ています。言葉や表情、物腰で、出身地や年齢、人柄がわかるように、ワインの色や香り、味わいで生まれや育ちがある程度わかります。

「色」を見る場合、まず透明感や輝きといった「清澄度」を見ます。これは健康診断とでもいいましょうか。なにか異常があれば輝きが失われ、透明感が無く少し濁ったように感じられると思います。

次は濃淡をみます。太陽の恵みでワインの色づきに差がでます。温暖な地域のものほど色が濃くなり、冷涼な地域のものほど薄くなります。同品種でもぶどう栽培地域の緯度や天候に差があると色づきに差が出るところが面白いところです。同地域のもなら色の濃いほうが畑や天候の条件が良いといえます。

また、ワインの色調は熟成の度合いでも変化があります。若いうちは少し紫がかった色で、熟成が進むにつれて徐々に黒みがかった色になり、やがてはオレンジがかった色、レンガ色から褐色のような色合いに変化してゆきます。

「香り」についても同様に、太陽の恵みが違いをつけます。ワインの色の濃さと同じような色の果物(ベリー類)にたとえるとわかり易いと思います。

ストロベリーやラズベリーのような明るい色合いのワインはそのような果物の香りがし、濃紫色のカシスやブルーベリー、もっと濃いブラックベリーやブラックチェリーのような色合いのワインならそれらのような香りを感じると思います。色から想像した果物の香りがあるところも面白いところです。

この他に木樽熟成からくる香りがあり、ヴァニラスティックやシナモンなどにたとえられます。樽香の強いものほど、新樽使用率が高いか熟成期間が長い可能性があります。そして色合いも濃く黒みがかっています。

また熟成が進むと腐葉土やなめし革等の褐色をしたものの香りを感じるようにもなります。色と香りには密接な関係があります。「味わい」については、アルコールボリューム感と渋みがポイントですが詳細は次回に掲載します。

ワイン 〈おすすめワイン〉

◆シレニ・セラーセレクション・メルロ’07赤(ニュージーランド)
しっかりとした味わいで、肉料理にも合います

◆トリンバック・ピノ・グリ・レゼルブ’05白(仏・アルザス)
芳醇な味わいで、魚料理にはすばらしく合います


「横浜市従」第1230号(2009年7月1日)より

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