2009年6月23日(火曜日)[ トピックス ]

「食卓の向こうに思いを馳せる」全国給食シンポジウム

シンポジウムの様子

6月20日神奈川県民ホールで自治労連主催の「第2回全国給食シンポジウム」が開催され、260人が参加しました。

講演は西日本新聞社の佐藤弘さんを講師に、テーマは「食卓の向こう側に見えるもの~だから食育なんだ」でした。

佐藤さんは中学時代有吉佐和子の「複合汚染」を読み、百姓を目指して東京農大に進学するも、深遠なる「農」の世界に触れ実践者となることを断念。側面から応援する側に回ろうと西日本新聞社に入社し、「農・食・くらし」を担当しています。

作り手の大変さやあり難さは体験をしなければ実感できない。昔は自分のお弁当は自分で作ったが、今は作ってもらって当たり前の世の中。だから給食の残量はすごい、残しても平気に。食卓の向こう側にいる、作り手である父母・保育士・給食調理員、また農業や酪農の生産者に思いを馳せる人間をはぐくむことがいかに重要かと話しました。

会場発言で給食支部の大沼直子さんは「朝もぎのとうもろこしを1年生に皮をむかせると中からピカピカ光った黄色いはじけんばかりの実が出てきてそれを給食に出す。グリンピースは2年生がさやをむく。子どもにとって豆ご飯は決しておいしい味ではないけれど2年生が頑張ってむいてくれたと知ると他の学年も残せないんです」。

休憩時間には、給食支部の手作りの給食人気メニュー“ターメリックライスとチリコンカン、横浜産小松菜のおひたし、建長寺由来のけんちん汁”が全員に振舞われました。これは横浜オリジナルメニューでこども達も大好きです。

2002年の第1回では給食まつりの開催や地産地消などの取り組みが全国展開され大きく運動を前進させました。給食職場はどの自治体も委託化攻撃で思うように運動が進まず苦戦していますが、今回のシンポジウムでは本当に元気をもらいました。

「横浜市従」第1230号(2009年7月1日)より

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