2009年8月1日(土曜日)[ あなたもワインラヴァーに ]

第6回ワインの選び方(4)「赤ワインの特徴を知る(2)」

前回では赤ワインの選び方の「色」「香り」について触れましたが、今回は残りの「味わい」についてです。

ワインを口に含んだときに感じるもの、アルコールのボリューム感・甘み・酸味・渋み・苦みに、前回の「色」や「香り」の要素を加えたものが赤ワインの味わいのもととなるものです。特にボリューム感と渋みは骨格、バランスを決定する上で重要な要素です。

味わいを「軽口」=ライトボディ、「中口」=ミディアムボディ、「重口」=フルボディに分けた場合、軽口はボリューム感、渋みともに弱く、明るい色で、フレッシュな果実の香りのあるタイプ。重口はボリューム感、渋みともに強く、濃く深い色合いで、凝縮された果実の香り、あるいはスパイスやヴァニラ、腐葉土やなめし革のような香りが合わさった複雑な香りがあるタイプといえます。

渋みについてはその感覚を「収斂性」といいますが、皮膚のうすい歯茎などで感じやすいため、グラスメーカーは舌の横に流れ出ないような形状や角度のグラスを開発製造しています。技術的に美味しく飲むということですね。若いうちはタンニン分が多く渋く感じられても熟成が進むとワインのなかの成分が結びつき、渋みも穏やかになってきます。また若干甘く感じられることもあります。

ワインの骨格、ボディは太陽のエネルギー(気候条件)が影響し、個性には土壌(テロワール)が、品質や価格には人的要素が影響することは前回までに触れましたが、これらが先ほどの「色・香り・味わい」を決定づけるため、ワインを選ぶ際の判断材料となります。

フランスを例にとりましょう。太陽エネルギーの量(北側・南側)と昼夜の寒暖差(海側・山側)で大きく分けると4つのエリアになります。味わいは簡単にいうと弱い・強い(太陽量の差)、穏やか・激しい(寒暖の差)となります。

つまり、ブルゴーニュは弱いが激しい、ボルドーは強いが穏やか、コート・デュ・ローヌは強くて激しい、ロワールは弱くて穏やかということになります。すべてには当てはまりませんが目安にはなると思います。緯度に差があればもっと違いがでることになります。

〈お勧めワイン〉

ワイン ボルドー
「シャトーオーボーセジュール」
・果実味があり、バランスのよい赤ワイン。時間の経過とともに味わいの変化が楽しめます。


ワイン コート・デュ・ローヌ
「シャトー・ド・サンコム レ・ドゥー・アルビオンルージュ」
・フルボディタイプで、デカンタージュにより、味わいの変化が楽しめます。


「横浜市従」第1232号(2009年8月1日)より

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