2009年10月1日(木曜日)[ あなたもワインラヴァーに ]

第7回ワインの選び方(4)「白ワインの特徴を知る(1)」

今回は白ワインの「色」「香り」「味わい」についてですが、前々回、前回と「赤ワインの特徴を知る」で紹介したことと基本的には同じように考えてください。

「色」を見る場合、まず清澄度を確認し、濁ったように感じるものは通常避けます。次に色の濃淡をみます。白ワインを造る工程で圧搾時、果皮や種子も一緒に搾られるためその色素が少しは果汁に入ります。しかし、赤ワインのように長時間浸漬しておくことはないので基本的には果皮の色が直接ワインの色に影響することはほとんどありません(一部には敢えてロゼ色の白ワインを造る生産者もいます)。赤ワインに比べ、ワインの色からぶどう品種を判断することは難しいですが、色の濃淡で産地の気候、収穫時期、熟成方法、熟成期間などを推察することは可能です。グリーンがかった薄い黄色は冷涼で日照量の少なかった地域、濃い黄色になるほど温暖で日照量の多い地域と考えます。また熟成に木樽を使用した場合も樽からの樹脂や酸化で黄色が濃くなります。収穫時期を遅らせてより熟したぶどうを使用したり、熟成の期間を長くした場合も黄色の度合いが濃くなります。同じ銘柄の場合は色の濃いほうが良いビンテージ(収穫年)といえるでしょう。

香りについては冷涼な産地から温暖な産地になるに従い、レモン、ライムのような酸味の強い柑橘類や青リンゴのような香りに、ミントやレモングラスといったハーブの香りも加わるものから、ゴールデン・デリシャス、洋ナシ、黄桃、花梨のような酸味の穏やかな香りのあるものになっていき、さらに黄色の度合いが増すとハーブの香りは無くなりパイナップル、パパイヤ、マンゴー、パッションフルーツのような香りのあるものになっていきます。

また、赤・白ワインとも、ぶどう本来の香りを第一アロマ、発酵などで生じる香りを第二アロマといい、果実、花、スパイス、キャンディーといった香りをさします。これに対しワインが樽熟成や瓶熟成しているときから、グラスに注がれ口に入るまでに生じる香りをブーケといい、土、枯葉、キノコ、バタークリーム、ドライフルーツのような香りのことをいいます。第一アロマから産地・品種を想像できればテイスティングもより楽しくなりますので違いを意識して飲まれると良いと思います。

「味わい」についてのポイントは甘みと酸味のバランスですが、詳細は次回といたします。

1235-1

〈お勧め白ワイン〉

ピノ・グリージョ・ラマート・アテムス 2007

褐色がかった白ぶどう(ピノ・グリージョ)から造るロゼ色の白ワイン(白い花とトロピカルフルーツの甘くコクのある香りがあります)


「横浜市従」第1235号(2009年10月1日)より

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