2009年12月1日(火曜日)[ あなたもワインラヴァーに ]

第9回ワインの選び方(6)「シャンパーニュ(1)」

今回はクリスマス前ということもあって、ワインの世界では「泡もの」といわれているスパークリングワインについてお話しようと思います。スパークリングワインは国や地域によって使用するぶどう品種、製造方法、ガス圧、熟成期間等の基準が異なり呼び方も様々あります。フランス国内でもシャンパーニュ、ムスー、クレマン、ペティアン、イタリアではスプマンテ、フリザンテ、ドイツではゼクト、スペインではカヴァ等ありますが、ここでは王道のフランスのシャンパーニュ(=正式名称、シャンパンは一般称名)について紹介します。

誕生のエピソードとしては、修道院の酒倉係りだった僧ドン・ペリニヨンが酒倉で瓶の蓋が飛び、発泡性ワインを発見したというお話があるようですが、本当は、北に位置するシャンパーニュ地方は秋のぶどう収穫の後、果汁をアルコール発酵している間に冬になってしまい、低温のため発酵が途中で止まった状態のワインを樽に入れてロンドンに輸出。その頃のロンドンには既に丈夫な瓶が製造されていたため瓶詰めし直し保存していたところ、春になって気温が上がり止まっていたアルコール発酵が再び始まって泡の立つワインができあがり、その技術をシャンパーニュ地方が逆輸入して現在の原型ができたということです。

製法などは次回にまわして、ラベルの見方などを。

(1)使用ぶどうは8品種に決められておりそのうち3つが有名です。
(2)甘口・辛口は製造最後の補酒で入れるリキュールの量で決まります。
(3)業態はラベルの記号でわかります(小さくて判りにくい)。

現在シャンパーニュは、ブームの最中ですが90年代から台頭してきたRM(レコルタン・マニュピラン)により大手メゾン(NM ネゴシアン・マニュピラン)がおされ気味です。RMとCMで4700軒ほどあり、今、淘汰の時期に入っています。生産量では依然NMで85%くらい占めていますが。4大RMを知っていると「詳しい人だな」と思われ、デートなどで使えるかも知れませんよ。

「横浜市従」第1239号(2009年12月1日付)より

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