2010年2月15日(月曜日)[ I LOVE 憲法 ]

貧困化は25条で歯止めを

数年前から国民の生活の貧困化が問題になっています。これこそがまさに憲法の問題です。

昨年末「いすゞの派遣切り裁判」提訴の記者会見の場で、二百数十円を「全財産です」とテレビカメラの前で財布の中身を見せる労働者、その人たちも北海道、宮城、新潟から少しでも高い賃金を求め神奈川へ集まり、中には家族に仕送りしている人もいました。立ち上がったのは、仕事がないからと派遣切りにあい労働組合に加入して闘うことにした人たちです。

9年間働いても手取り18万円で暮らしていけないほどの低賃金、わずかな手当で始発・終電の生活による人間性を破壊する長時間労働、いくつも仕事を掛け持ちするシングルマザー、1kの部屋に親子4人の暮らし、子育てする環境かといえる住宅問題、1つ生活基盤が壊れると歯止めがきかず、余裕のない社会となっています。

地域住民の生活悪化を日々仕事を通じて感じ、心を痛めている人もいると思います。

生活環境の悪化、格差の広がる社会を考えると「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と定める憲法25条の理念が守られていないと思います。

「最低限度の生活」は私たちの運動でより良いものにしてくことができます。そういう意味で、25条は大きな可能性を含んでいると思います。

「横浜市従」第1243号(2010年2月15日付)より

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