2010年3月1日(月曜日)[ あなたもワインラヴァーに ]

第12回ワインの選び方(7)「シャンパーニュ」

今回は「花見」の時期も近いのでロゼワインについてです。
ロゼ(rose)とは、その名のとおり「バラ色」のことです。製造方法は①黒ぶどうを発酵させてごく初期の色があまりつかないうちに圧搾し、まだ糖分が残っている「もろみ液」を液体の状態で糖分がなくなるまで発酵させる(半醸(かも)し法)②黒ぶどうを破砕してタンクに入れ、発酵させる前に果汁を引き抜き、薄いピンク色の果汁を発酵させる(セニエ法)③黒ぶどうを破砕してすぐに圧搾し、果汁を発酵する(直接圧搾法)④白ぶどうと黒ぶどうの(混醸法)、⑤発酵後の赤ワインと、白ワインを混ぜて造る(ブレンド法)があります。

①は期間が短いこと以外は赤ワインの醸造法と同じで、少しタンニン分を含み若干赤ワインのニュアンス、③は黒ぶどうを使うこと以外は白ワインの醸造法と同じで、淡いロゼ色で白ワインに近いニュアンス。②は結果的にロゼワインが出来ますが、目的はロゼワインをつくることというよりは果汁に対する果皮と種子の比率を高くして、赤ワインを濃くするという目的で行われるため副産物的製品です。淡いピンク色が付いていて中間のタイプとなります。④はドイツのロートリング、かつてのイタリアのキャンティなどがあります。⑤はフランスでは、シャンパーニュ以外は禁止。日本のロゼは、多くがこの方法で造られていました。簡単に造ることが可能ですが、スティル・ワインにおいては赤らしさも白らしさも消された無個性なものになってしまうために高品質なロゼはできないとされています。

有名生産地別の特徴

■タヴェル(ローヌ地方のロゼワイン、グルナッシュ種を主に使用、アルコールは高めで、スパイシーな風味が強く、赤ワインに近い飲みごたえ)

■コート・ド・プロヴァンス(南仏プロヴァンスのロゼ、グルナッ
シュ、サンソー、ムールヴェードル、シラーなどのブレンドが多い。爽やかな辛口でフルーティー、夏向き、中華料理にも合う)

■ロゼ・ダンジュ(ロワール河流域のロゼ、グロロ種で造られる。アルコール度数は低め、やわらかな中甘口が多いが辛口もある、初心者向き、他にカベルネ・ダンジュ(カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨンから造られる中辛口タイプ)もある)

■ボルドー・ロゼ、ブルゴーニュ・ロゼ(ボルドーは通常のロゼのほか、濃いめのクレーレもある。ブルゴーニュではマルサネ・ロゼが有名、どちらも辛口タイプ)

■ブラッシュワイン(カリフォルニア、ホワイト・ジンフェンデル(好き嫌いが分かれると思う)、中甘口。軽い料理に合わせやすい)

1244-1

〈お勧めワイン〉

◆シャトー・ヴィニョル・ボルドー・クレーレ(ちょっとした肉料理にも合わせられるロゼ)


「横浜市従」第1244号(2010年3月1日付)より

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