2010年3月1日(月曜日)[ コラム「しじゅう」 ]

国際女性デー百年 北京+15

1911年はじめての国際女性デーがドイツなどで開かれて、今年で100年を迎えます。

始まりは1909年アメリカの女性たちが参政権を求めて行動したことです。これに学んでクララ・ツェトキンらが「国際女性デーを」と呼びかけました。

1917年ロシアでは2月23日(新暦3月8日)、女性デーに向けての行動がペテルブルグでの大規模なストライキに波及、ロシア革命につながりました。

1923年3月8日、山川菊栄らによる日本で初めての女性デーは、官憲の弾圧で、熱弁中に「中止、解散!」となりました。戦後初の女性デーは1947年、失業と食糧難に加え、朝鮮戦争や、レッドパージ・反動攻撃が強まる中、再開されました。

1975年国際婦人年に国連が初めて女性デーに取り組み、1977年には国連総会で「女性の権利と国際平和のための国連の日」が採択されました。以降毎年3月8日は国連総長のメッセージや記念行事が取り組まれ、今年のスローガンは「平等な権利と平等な機会、すべての人に進歩を」です。

同時に今年は北京女性会議から15年目の「北京+15」です。北京会議で初めて「女性の権利は人権」と確認され、「北京行動綱領」が採択されて、女性への差別をなくす地球規模へのとりくみに弾みを付けました。1975年の国際婦人年から始まった地球規模での歴史的・本格的なとりくみは多くの国で成果を上げ、女性の地位は向上してきました。

しかし日本は大きく取り残され先進国では最下位、開発途上国にも追い越されるという状況です。政権交代という追い風を味方に、永年の願いであった民法改正や、非正規雇用の改善、男女賃金差別是正等の実現をめざし、今こそ女性の力を発揮する時です。

「横浜市従」第1244号(2010年3月1日付)より

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