2010年3月1日(月曜日)[ I LOVE 憲法 ]

第28条に励まされ任務遂行

私は1971年生まれです。当時はあちらこちらで革新自治体が誕生し、人々の気分は高揚していた時代だったようです。労働運動も然り。

とはいえ、あなたは?と聞かれれば、私自身はそのような高揚した時代に身を置いた経験はありませんし、通学・通勤に利用する私鉄がストライキを打ったなどの記憶もほとんどなく、我が身に降りかかる問題としての労働運動の体験は、市従本部で働くまで全くないというのが率直なところです。市従と出会い、変わりました。

私の任務の1つに横浜公務公共一般労組書記長があります。これはアルバイト職員や外郭団体、民間委託職場等で働く労働者を組織している組合です。横浜市当局だけではなく、民間企業の経営陣との団体交渉も行います。

団交の場に私はいつも「労働者は憲法28条(勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する)に守られているから、大丈夫。よしやってやるぞ!」この気持ちで臨んでいます。それは特に民間企業との交渉で威力を発揮しています。

憲法パワーに背中を押されて、自分の父親ほどの労務担当役員を相手にかなり激しく交渉し、時には失礼な物言いだったなと落ち込むこともありますが、他の本部役員の協力も得ながら、何とかそれなりの成果を挙げています。まさに憲法様々なのです。

私の仕事は端的に言えば、憲法を拠り所にして、労働者の尊厳を守ることです。このことを通じて、革新自治体の時代にはかなわないけれど、私たちは私たちのペースで少しずつでも社会を良い方向に変えていきたいと思うのです。

「横浜市従」第1244号(2010年3月1日付)より

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