2010年3月1日(月曜日)[ トピックス ]

相談9件が過労死等、働くもののいのちと健康を守る神奈川センター「労働安全衛生学校」

2月27、28日の日程で、湯河原万葉荘にて、働くもののいのちと健康を守る神奈川センターによる「労働安全衛生学校」が開催されました。全体では約30人、市従からは3人が参加し、学習と交流を深めました。

最初に、「労働安全衛生法とその活用」について伊地知秀一さん(全労働神奈川支部執行委員、藤沢労基署安全衛生担当)から講演を受けました。

伊地知さんは、労働衛生管理(4つの管理)について①作業環境管理②作業管理③健康管理④労働衛生教育を説明し、産業医、衛生管理者の職務を紹介しました。「健康診断」については事業者には健康診断を行う義務があり、義務違反には50万円以下の罰金が処せられていること。「健康診断費用」についは当然に事業者が負担すべきものとされていることなどの解説がありました。

2日目は、堀内静夫医師(神奈川民医連会長)が「労災職業病と関わってー労働者の医療と健康―整形外科医の立場から」と題し講演。「頸肩腕障害」の発症要因や定義、症状、診断のポイントや「作業関連性腰痛」について説明しました。

続いて、「神奈川センターの課題・取り組み」について菊谷事務局長から報告がなされました。現在関わっている労災事案は22件、このうち9件が過労死<CODE NUM=00A5>過労自殺となっている。社会的な問題にどう広げていくか、相談のみで終わる事案もあり、労災申請がしやすい仕組みや「基準<CODE NUM=00A5>指針」の改正が求められていることを指摘しました。これはまだ氷山の一角であり、相談体制の充実を強調。労災や職業病が出ない職場、社会を作る取り組みが求められており、神奈川センターが一層役割を果たすことを訴えました。

「横浜市従」第1245号(2010年3月15日付)より

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