2010年4月1日(木曜日)[ コラム「しじゅう」 ]

1人ぼっちじゃない

2010年度。新しい年度が始まりました。新人研修を終えたニューフェイスがまもなく職場に配属されます。新人だけでなく、異動の人も心機一転の思いで新たな職場に入ります。

日本の4月は、学校だけでなく、働く場所も一斉にピッカピカの1年生の姿と満開の桜のせいで、急に明るくなる感じがします。だからといって、喜んでばかりいられないのが現実。

景気の回復感は私たちの暮らしの中には見当たりません。それでも、何か良いことはないかと探して、どうやら各企業の決算見直しでいくらか上方修正への動きが出てきました。すぐに就職氷河期を脱するまではいきませんが、せめての希望のきざしに期待したいところです。

よく“適材適所”と言われますが、希望どおりの仕事につける人は、ごく稀です。希望の職場に入ったからといって、外から見ていたあこがれの仕事でも、実際に携われば、そんな甘いものではありません。

だれも初めは素人だったのですから、少しずつ慣れていけば良いのです。先輩たちもそばにいます。初めのうちは遠慮なく何でも聞いて教えてもらいましょう。ただ、お客である市民の立場で見ると、ベテランも新人もすべて同じ市の職員としか見られます。

「わかりません」では済みません。その点はがんばるしかありません。1日も早く、その道のプロになる努力を惜しまないでください。

自分には何となく不向きだと思っていた仕事でも、意外と隠れていた才能が出て、やりこなせたりします。
役所の仕事の多種多様さには、きっと驚かされます。異動した新しい職場では、“未知との遭遇”を繰り返すかもしれません。いずれにしても、その仕事をするのはあなた自身なのです。逃げられません。

さまざまな職場に散らばった仲間たちを繋ぐ1つの機関に労働組合があります。職場にはいろいろな問題もあります。1人ではできないことも、仲間と連帯することで問題解決が可能になります。決して“1人ぼっち”などということはありません。1人で悩まないでください。

「横浜市従」第1246号(2010年4月1日付)より

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