2010年4月12日(月曜日)[ トピックス ]

「米軍住宅の追加建設は契約違反」池子の森を守る4・11全国大会

1247-3-1 池子の森への米軍住宅追加建設反対の1点で団結した、逗子市・横浜市を始めとする全国の市民・団体が参加し、4月11日(日)に逗子市の第一運動公園で集会が行われました。

会場には、およそ2千人が集まりました。この日は逗子の特徴でもある温暖な気候にも恵まれ、桜咲く緑豊かな会場には、子連れで参加する人の姿も多くありました。また、追加建設に反対するあらゆる政党の国会・市会・町会議員も参加しました。

集会終了後は、横断幕やプラカードを掲げ、シュプレヒコールしながらデモ行進。のどかな住宅街にある池子米軍住宅地の正面ゲート前を通過の際には、10数人の迷彩服を着た米軍兵士が、その様子を監視していました。

市民の声無視し続ける政府

池子の森は、逗子市と横浜市にまたがる約290ヘクタールの緑豊かな森です。戦前、日本海軍の弾薬庫として接収。戦後は米軍が弾薬庫として使用し続け、ベトナム戦争のときには毎日のように運び出されていました。

逗子市と横浜市は、戦後一貫して返還を要求。ところが1982年、池子の森への米軍住宅建設計画が提案されました。

逗子市民は以後28年間、リコールや選挙等で反対の意思を表明し続け、反対派の市長、市議たちを誕生させてきましたが、国はそれを無視し開発を強行。1994年には当時の反対派市長が苦渋の決断をし、854戸の米軍住宅を受け入れる代わりに、206ヘクタールという横浜市域を含んだ残余地の保全、追加建設はない等、さまざまな条件を付けて、県を仲介者とし国と署名、公印を押して合意をしてきた経緯があります(三者合意)。

逗子市への返還が一向に進まない中、2003年、国は池子の森の横浜市域側37ヘクタールに米軍住宅800戸の追加建設を発表しました。

2009年には逗子市に対して、①追加建設を認める②横浜市域を結ぶ新しいトンネルを作る③米軍用小学校を作る、これらを受け入れるならば、その代わりに40ヘクタールの返還をするという新たな条件を提示してきました。これは明らかな契約違反です。

また、旧弾薬庫の遺棄毒ガス問題も懸念されており、環境アセスメントで住宅不適地とされた横浜市域の開発には、1千億円を越すであろう税金(思いやり予算)が使われ、さらなる緑地破壊はCO2削減にも逆行すると大会アピールでは訴えています。

「横浜市従」第1247号(2010年4月15日・5月1日合併号)より

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