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	<title>横浜市従業員労働組合 &#187; もし家族が認知症になったら</title>
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	<description>「市民が主人公の横浜市政をめざして、市民の皆さんと共に歩みたい」そうした思いで日々活動している横浜市従業員労働組合のホームページです。</description>
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		<title>最終回「上手な介護１２ヵ条－その２」</title>
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		<pubDate>Tue, 15 Dec 2009 06:37:00 +0000</pubDate>
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(7)仲間を見つけて心軽く
辛い介護の中で、死にたい！殺したい！と思うことがあります。家族の会では、生きようメッセージ＝どうか死なないでください！どうか殺さないでください！のリーフレットを作成しマスコミにも [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h4>&#160;</h4>
<h4>(7)仲間を見つけて心軽く</h4>
<p>辛い介護の中で、死にたい！殺したい！と思うことがあります。家族の会では、生きようメッセージ＝どうか死なないでください！どうか殺さないでください！のリーフレットを作成しマスコミにも大きく取り上げられました。普段から何でも話せる友人を持つこと、家族の会など同じ立場の集まりに積極的に参加し、悩みをためず地域で孤立しないようにしましょう。</p>
<h4>(8)ほっと一息 気は軽く</h4>
<h4>(9)借りる手は多いほど楽</h4>
<p>在宅介護は３６５日２４時間。いつまで続くか分らない介護は緊張を強いられる場合も多々あります。そんな状態が続いては良い介護ができるはずはありません。リフレッシュを心がけることです。そのためには、抱え込まず助けてもらえる人や制度は大いに活用しましょう。誰でも初めは、遠慮、気兼ね、生理的拒絶などの「心理的ハードル」を感じます。しかし、人の親切も良いサービスも使わなければ意味がありません。みんなが使ってこそ制度は生かされるというものです。</p>
<h4>(10)ペースはあわせるもの</h4>
<p>認知症の人のペースは時間がかかったり、ゆっくりだったりで、イライラしがちです。でも、急がせるほどに認知症の人は混乱し、結果的には上手くいきません。認知症の人のペースにあわせることが結局、精神的にも身体的にも時間的にも負担を軽くすることにつながります。</p>
<h4>(11)相手の立場でものを考えよう</h4>
<p>人付き合いでは、どんな時にもどれだけ相手の立場や気持ちを思いやれるかが上手く行くか行かないかを左右すると言っても過言ではありません。</p>
<h4>(12)自分の健康管理にも気をつけて</h4>
<p>介護者は疲れています。自分の健康を考える余裕は無いかもしれません。良い介護を続けたいと無理をしても、介護者が倒れたら何にもなりません。健康が在宅介護の基本です。</p>
<h4>仕事を続けて欲しい</h4>
<p>介護のための離職者数は、144,800人（2009/6/10 放映「クローズアップ現代」）思い余ってのことだと思いますが、その前に是非、役所や地域ケアプラザに相談してください。地域の情報を知らずに仕事を辞めれば何とかなるほど甘くありません。地域で孤立し孤独に押しつぶされてしまったケースは枚挙に暇がありません。職場の仲間やご近所の支援と福祉サービスを使いながら、仕事を続けて欲しいと思います。誰にとっても明日はわが身なのです。</p>
<p align="right">「横浜市従」第1240号（2009年12月15日付）より</p>
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		<title>第10回「上手な介護１２ヶ条－その１」</title>
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		<pubDate>Sun, 15 Nov 2009 06:25:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
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		<description><![CDATA[ このシリーズも残すところあと２回になりました。前号でお約束した通り、介護方法についてお話しします。認知症は、まだ、残念ながら根治療法がありません。では、早期発見しても打つ手はないのか？専門医が一番に上げているのが、ご本 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p> このシリーズも残すところあと２回になりました。前号でお約束した通り、介護方法についてお話しします。認知症は、まだ、残念ながら根治療法がありません。では、早期発見しても打つ手はないのか？専門医が一番に上げているのが、ご本人にストレスを与えない介護です。</p>
<p>家族の会杉山代表は、認知症の対応について「上手な介護１２ヶ条」を提唱しています。</p>
<h4>（1）知は力なり、良く知ろう</h4>
<p>介護保険サービスや福祉制度、介護用品などを知っていれば、安心して介護が出来ます。認知症の症状を、先に挙げた法則で理解しながら、ご本人の混乱を最小限にした介護を続けて欲しいものです。</p>
<h4>(2)割り切り上手は、介護上手</h4>
<p>認知症の介護者による悲しい事件が報道されるたびに胸が痛みます。頑張りすぎて身体も心もいっぱい一杯では、追い詰められてしまいます。ベストな介護よりもベターな介護を！どこかで割り切って手を抜くことも時には必要です。</p>
<h4>(3)演技を楽しもう</h4>
<p>今、ご本人が生きている世界を大切にし、介護者も演技をしながら相手に合わせることが大切です。嘘をついていると後ろめたく思うのでなく、むしろ演技を楽しみながら、ご本人に連れ添って欲しいものです。</p>
<h4>(4)過去にこだわらないで現在を認めよう</h4>
<p>きれい好きだった母親がだらしなくなったり、テキパキと物事を処理していた尊敬する父親が無気力になったりすると、家族としてはなかなか受けいれることが出来なくて、いつまでも過去の姿にこだわってしまいがちです。ついついお説教したり、叱ったりしてしまいがちです。このような対応は本人を混乱させるだけで何の効果もありません。現実を認め、現在の姿を、そのまま受け入れることが、ご本人を穏やかにさせ介護を楽にします。</p>
<h4>(5)気負いは負け</h4>
<p>頑張りすぎては結局、自分が倒れてしまいます。</p>
<h4>(6)囲うより開けるが勝ち</h4>
<p>認知症は隠しておけない病気です。徘徊したり、近所に「うちの嫁はご飯を食べさせてくれない」等と言い回ったり、家族は隠しているつもりでもご近所はみんな知っていたりする場合があります。おかしな行動や徘徊があっても、遠慮して家族に話せません。むしろ、心を開けて相談することで、ご近所の協力が得られ、楽になったという事例を沢山聞きます。誰もがかかるかもしれないのです。「明日はわが身、お互い様」</p>
<p>この続きは最終章で。</p>
<p align="right">「横浜市従」第1238号（2009年11月15日付）より</p>
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		<title>第９回「認知症の人の世界を理解し、人として大切にする」</title>
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		<pubDate>Thu, 15 Oct 2009 04:31:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
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		<description><![CDATA[法則について説明してきましたが、今回は第７法則の「認知症症状の了解可能性に関する法則」と第８法則の「衰弱の進行に関する法則」ついてです。
これまで、認知症の方には共通の特徴があることを例を挙げて見てきました。介護者からし [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>法則について説明してきましたが、今回は第７法則の「認知症症状の了解可能性に関する法則」と第８法則の「衰弱の進行に関する法則」ついてです。</p>
<p>これまで、認知症の方には共通の特徴があることを例を挙げて見てきました。介護者からしたら、問題行動と思えることや、荒唐無稽と思える行動が次々と起こり、本人に振り回されたり、時には理解できずに、「何で！」と途方に暮れてしまいます。</p>
<h4>不安だから 必死になる</h4>
<p>ところが、老年期の知的機能低下や認知症の症状や特徴を考えれば、理解不能に見える症状のほとんどは、認知症の人の立場に立ってみると充分理解できるものであるというのがこの法則です。</p>
<p>例えば、夜中に急に目を覚まして、介護者を呼ぶことがあります。これが続くと家族には大変なストレスになります。これはなぜ起きるのか考えてみましょう。</p>
<p>認知症が始まると、時間や場所の見当がつかなくなり、いま自分が寝ている場所も時間も分からなくなります。目が覚めると、真っ暗でしーんとしてだれもいません。これは認知症の人にとっては非常に恐怖感を覚えます。それで、介護者の名前を呼んだり、不安で自分の家に帰ろうとしたりします。家族から見たら徘徊ですが、本人は必死です。</p>
<p>このような事態が続く時は、まず、自分の部屋だと分かるようにしてあげて、恐怖心を和らげることが大切です。部屋や廊下に電気を付けて明るくしておくとか、家族の声や好きな歌を録音したテープなどを流しておくと効果があるようです。そばで「だいじょうぶ」と手を握ってあげたりすることも安心感を与えます。</p>
<p>認知症の方の言動を理解するために、その方の過去の経験や生活歴、職業歴を知っておくことや、認知症の方の気持ちを理解する努力が大切です。</p>
<h4>１００歳でも なお元気</h4>
<p>最後に第８法則。認知症の人の老化は非常に早く，普通の人の２～３倍の速度だということ。調査結果からも明らかと言われます。でも、家族の会の会員さんのお姑さんで、１００歳でもなおお元気に過ごされている方もいます。「いろいろな症状がでたがいつもおばあちゃんの立場で介護してきた事がよかったのかしら」とその会員さんは話していました。ストレスを与えない介護を実践されてきたということでしょう。ある時点からいとおしくなってきたとも言っています。</p>
<p>認知症の人の世界を理解し、人として大切にする。このことが１大原則です。</p>
<p>あとの２回は、上手な介護についてお話していきます。お楽しみに。</p>
<p align="right">「横浜市従」第1236号（2009年10月15日付）より</p>
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		<title>第８回「こだわりについて」</title>
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		<pubDate>Tue, 15 Sep 2009 04:39:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[もし家族が認知症になったら]]></category>

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		<description><![CDATA[今回は第６法則「こだわり」についてです。一つのことにこだわるといつまでもこだわり続け、同じことがず～っと続くので、介護者にとっては、やっかいでイライラします。一度こだわりが起きるとなかなか収まりません。
地域ケアプラザの [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>今回は第６法則「こだわり」についてです。一つのことにこだわるといつまでもこだわり続け、同じことがず～っと続くので、介護者にとっては、やっかいでイライラします。一度こだわりが起きるとなかなか収まりません。</p>
<p>地域ケアプラザの家族会でデイサービスのスタッフが「つばをやたらに吐きます。私たちスタッフは、認知症だから仕方がないと思っているのですが、利用者の人たちが汚いと、嫌がります。何がキッカケでそのような行動が起きたのか分からないし、いろいろ説明したり、やめるように促してもおさまらなくて困っています」。また、他の家族は「４２歳の息子ですが、薬にこだわりがあって、飲んだのにまた飲む、薬がなくなったと言っては，朝の４時くらいから病院に行きます」、というように人によってこだわりはさまざまです。止めさせようとすると、かえってこだわりが強くなってしてしまう場合もあります。一旦、出たこだわりはなかなかなおりません。</p>
<h4>それでも不思議と必ずなおる</h4>
<p>家族懇談会で「でも、必ず直るのよ。不思議と。そしてまた新しいこだわりが出てくるの」と経験者の家族はみなさん、そういいます。その期間がいつまで続くかが介護者にとっては大きな問題ですが……。</p>
<p>つばは吐いたら何気なく、すぐ拭き取る。薬の飲み過ぎは、家族にとっては心配ですが、でも、飲まないように薬を隠したりすることは逆効果です。主治医と相談して、いくら飲んでも大丈夫なお薬を処方してもらいましょう。そのこだわりがあっても、何も問題がないのならそのままにしておくことです。</p>
<h4>入浴しなくても死にはしない</h4>
<p>「お風呂に入りたがらない」悩みは、家族懇談会でよく話題になります。その人の過去を知る事で、今のこだわりが納得できる場合もあります。昔はお風呂に何日も入らなかったとか、人前で裸になる事に抵抗があるとか。「孫が誘ったら素直に入った」とか、「明日は病院だから入って！」というと「じゃ、入ろうかね」とか成功例もいくつか出ます。でも、「お風呂に入らなくっても死なないから」の発言に落ち着きます。</p>
<p>先手を打っておくことも効果的です。「財布がない。盗られた」とお金へのこだわりがでてきた場合、介護者は、ことお金の事なので、冷静ではいられません。カッカして「何言ってるのよ。自分がしまい忘れたのでしょ！」などと言っては、認知症のご本人は逆上するばかりです。同じような財布をいくつか買っておいて、「ここにありましたよ」などと工夫してみましょう。</p>
<p>繰り返しますが、一つのこだわりは長期間、続かないと割り切りましょう。</p>
<p align="right">「横浜市従」第1234号（2009年9月15日付）より</p>
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		<title>第７回「感情残像の法則」</title>
		<link>http://www.siju.or.jp/archives/728</link>
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		<pubDate>Sat, 15 Aug 2009 08:37:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
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		<description><![CDATA[ 「感情残像の法則」は介護する人に、特に分かってほしい法則です。
認知症の方は、記憶障害や見当識障害によって理解力や判断力が序々に落ちてきます。しかし、人間としての感情は長い間保たれます。自己本位の世界に生きているので、 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p> 「感情残像の法則」は介護する人に、特に分かってほしい法則です。</p>
<p>認知症の方は、記憶障害や見当識障害によって理解力や判断力が序々に落ちてきます。しかし、人間としての感情は長い間保たれます。自己本位の世界に生きているので、喜怒哀楽の感情が正直に出てくるのです。その一方で、感情を上手く表現できないため、唐突に怒ったり、激しく反発したりします。例えば、子ども扱いにされたり、邪険にされたり、叱責されたりすると、感情を害して攻撃的になったりします。自分の言動が原因で叱られたとしても、そのことは覚えていませんから、叱られた相手に悪感情を持ってしまうのです。よい感情を抱くことが出来た人に対しては、信頼関係が生まれて、馴染みの関係が作られることも少なくありません。</p>
<h4>細やかな神経 で敏感に反応</h4>
<p>「家族の会」の「つどい」に参加されるご本人も、何回か来るうちに、本当に穏やかな顔になってきます。家族の方は、「ここではみなさんが自分のことをよく分かって対応してくれるので、緊張することがないから」と話されます。認知症の人は何も分からないのでなく、むしろ、細やかな神経を持って、敏感に反応しているのです。ですから、異常な言動をした時に、介護者はともすると、その行為にだけに目がいって抑えようとしがちです。頭ごなしに「そんなことをして駄目でしょ！」とか「いい加減にしなさい！」と言っても、何で叱られているか分からず悪感情だけが残ってしまうというわけです。</p>
<h4>呆けても心は 生きている</h4>
<p>介護者が上手く対応できるようになると、認知症の人も必ず落ち着いてきます。合わせ鏡のようだと表現される介護者もいます。介護者がカッカ、イライラしていると，認知症の人も必ずカッカ、イライラ。介護者が柔軟に穏やかに接している時は、必ず穏やかになります。ですから、次のコツを使って対応してみてください。</p>
<p>１つ目は、ほめる、感謝することです。   <br /> 次は「ありがとう。たすかったわ」と、相づちを打つことです。「あ、そうですか。それは大変でしたね」「それはよかったですね」というように。</p>
<p>２つ目は共感です。どんな時も「よかったですね」と言葉の最後に付け加えるのです。「きれいな花が咲いていますね。よかったですね」という感じです。</p>
<p>３つ目は謝るです。認知症の人が「ご飯を食べていない」と今、食べたばかりなのに言ったら、「なに言ってるの、今食べたでしょう！」と怒らず、「あ！すみません。今、急いで作りますから、お茶でも飲んで待ててください！」といった具合です。   <br />まさに、「呆けても心は生きている」、このことを忘れないで欲しいと思います。</p>
<p align="right">「横浜市従」第1233号（2009年8月15日・9月1日合併号）より</p>
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		<item>
		<title>第６回「自己有利の法則」</title>
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		<pubDate>Wed, 15 Jul 2009 01:29:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[もし家族が認知症になったら]]></category>

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		<description><![CDATA[&#160;
自己有利の法則
認知症の方は、自分にとって不利なことは決して認めません。難しい理屈をつけて切り返して来ます。
いつも財布をしまい忘れているおばあちゃんが「財布を取られた」と騒ぎ出します。お嫁さんや娘に向かっ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h4>&#160;</h4>
<h4>自己有利の法則</h4>
<p>認知症の方は、自分にとって不利なことは決して認めません。難しい理屈をつけて切り返して来ます。</p>
<p>いつも財布をしまい忘れているおばあちゃんが「財布を取られた」と騒ぎ出します。お嫁さんや娘に向かって「あんたが盗ったんだろう」と言ってきて家族はびっくりします。「また忘れたの？モー、本当にしっかりしてよ。呆けたんじゃないの」等と言われる前に人のせいにしてしまうのです。お漏らしをして、「もっと早くトイレに行けば間に合うのに！」等と言われて「私じゃない！ 今、猫がしたんだ」などと見え透いたうそを言ったりします。</p>
<p>これは自己保存の本能がなせる業です。自分の能力が落ちたことを認めたくない。自分の責任を取りたくない。ということからきているというのです。</p>
<p>「何でそんなうそをつくの！！」と問い詰めれば益々頑固になるでしょう。財布をない、盗まれたと騒ぎ出したら、一緒に捜すか。同じものを用意しておいて、「あっ！ 私が預かっていたのを忘れていた。すみません」と穏やかに対応してみましょう。これは認知症状の一つなのだと割り切る事が大切です。</p>
<h4>まだら症状の法則</h4>
<p>認知症は、はじめから何もかも判らなくなるわけではなく、初期は大部分がしっかりしています。その中で、ちょっとした異常な言動が混じってきて、家族はびっくりします。全体の症状が進んでくれば、認知症だからだと納得できるのですが、「何であんな事を言うの？どうしてあんなおかしな行動をとるの？」と混乱します。しっかりしている部分と「エッ！」と思う症状が混在している時期といえます。</p>
<p>“まだらぼけ状態”のお年寄りに対し、「他のことは何でも出来るのに、どうしてこんなことが出来ないの」と嘆いてみたり、「言うことだけは一人前で、やることはでたらめなんだから」と怒ったりしても何の意味もありません。本人はますます混乱し、ストレスを与えるばかりです。</p>
<p>だんだん進行してくるとしっかりしている事が少なくなってきます。でも、家族懇談会などで、介護者は「今日は一瞬、ぴたりとピントが合って、私のことが分かったみたいなの」とニコニコ話されることがあります。このような経過をとりながら認知症が進行していくのでしょう。</p>
<p><img style="border-right-width: 0px; margin: 0px 10px 10px 0px; display: inline; border-top-width: 0px; border-bottom-width: 0px; border-left-width: 0px" title="本の表紙" border="0" alt="本の表紙" align="left" src="http://www.siju.or.jp/wp-content/uploads/2009/07/1231005.jpg" width="154" height="215" /> 参考図書     <br />「認知症アルツハイマー病介護・ケアに役立つ実例集」主婦の友社 杉山孝博著</p>
<p>  <br style="clear: both" />
<p align="right">「横浜市従」第1231号（2009年7月15日付）より</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>第５回「症状の出現強度に関する法則」</title>
		<link>http://www.siju.or.jp/archives/670</link>
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		<pubDate>Mon, 15 Jun 2009 01:22:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
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		<description><![CDATA[今回お話しするのは「症状の出現強度に関する法則」です。
相手で変わる症状
家族の会では週に２回、電話相談を行っています。介護に疲れ悩んでいるお嫁さんからよくこんな相談があります。「一生懸命にお世話をしてあげているのに『財 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>今回お話しするのは「症状の出現強度に関する法則」です。</p>
<h4>相手で変わる症状</h4>
<p>家族の会では週に２回、電話相談を行っています。介護に疲れ悩んでいるお嫁さんからよくこんな相談があります。「一生懸命にお世話をしてあげているのに『財布がない。盗んだのはお前だろう』とか『ご飯も食べさせてくれない。殺す気か！』とかひどい言い方をされます。たまに来る義姉には、笑顔で話しているのに、私には、嫌がらせとしか思えない態度です。大変な思いで介護をしているのに、『お前は何もしてくれない』と言います。悔しいやら情けないやら…」と電話の向こう口で泣いているのが感じられます。</p>
<p>夫に話しても、「そんな事を言う筈はない。お前が大げさに騒ぐからじゃないのか。さっきも『お帰り！お疲れさま』とまともだった」と相手にされません。姑の介護で日夜奮闘しているお嫁さんにしてみれば、やりきれない思いになるのも当然です。辛い思いを誰かに聞いてほしいと電話をしてきたのでしょうか？</p>
<p>久しぶりに遊びに来た実娘や医師に対しては、普段の様子からは想像もできないほどしっかりとした対応をします。このように、一番身近な人に最もひどい症状が出て、よその人にはしっかりとした対応をするというのは、認知症のほとんどすべての人が示す特徴です。相手によって、症状の出方に強弱があるので、第２の法則をこの様に命名したそうです。</p>
<h4>信頼しているから</h4>
<p>では、何故、認知症の人はこうした「いじわる」とも取れる行動をとるのでしょうか？杉山先生は次のように解説してくれました。幼児は、母親には甘えたりわがままを言ったりして困らせるが、父親やよその人の前ではしっかりとした良い子でいる場合が多い。母親にはどんなふるまいをしても、自分を見捨てたり、言うことを聞いてくれないことはないと、絶対的な信頼を置いているからだと言います。</p>
<p>それと同じように、一番身近で親身にお世話をやいてくれるお嫁さんには、いくら何をしても大丈夫だと思っているのでしょう。「あなたに辛く当たるのは、あなたを誰よりも信頼している証拠ですよ」とお話しすると、電話を通してホッ！とした息づかいが聞こえてきます。</p>
<p><img style="border-right-width: 0px; margin: 0px 10px 10px 0px; display: inline; border-top-width: 0px; border-bottom-width: 0px; border-left-width: 0px" title="「認知症に向き合う本－治療・予防・介護のアドバイス」の表紙" border="0" alt="「認知症に向き合う本－治療・予防・介護のアドバイス」の表紙" align="left" src="http://www.siju.or.jp/wp-content/uploads/2009/06/ninchisho1229.jpg" width="153" height="220" /> </p>
<p>「認知症に向き合う本－治療・予防・介護のアドバイス」宮澤由美著    <br />新日本出版社 定価：１，５００円（税別）</p>
<p>  <br style="clear: both" />
<p align="right">「横浜市従」第1229号（2009年6月15日付）より</p>
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		<title>第４回「認知症を理解するための８大法則・１原則－その１」</title>
		<link>http://www.siju.or.jp/archives/644</link>
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		<pubDate>Fri, 15 May 2009 01:53:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[もし家族が認知症になったら]]></category>

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		<description><![CDATA[「認知症の人と家族の会神奈川県支部」の杉山孝博代表世話人は、川崎クリニックの院長で、多くの認知症患者を診てきました。認知症には共通する法則があることを見つけ、それを「認知症を理解するための８大法則・１原則」と名づけました [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>「認知症の人と家族の会神奈川県支部」の杉山孝博代表世話人は、川崎クリニックの院長で、多くの認知症患者を診てきました。認知症には共通する法則があることを見つけ、それを「認知症を理解するための８大法則・１原則」と名づけました。今回からその法則についてお話します。</p>
<p>認知症の中核症状が「記憶障害」である事は前に書きました。私達も日常的に人の名前や物の置き場所を忘れる事が良くあります。認知症の記憶障害とどう違うのでしょう。</p>
<p>まず１つは、〈記銘力の低下〉です。新しいことを覚えたり思い出したりする力が非常に落ちてしまいます。今、自分が言ったことや見たこと、聞いたことを、直後に忘れてしまうのです。だから、何回も同じことを聞きます。</p>
<p>２つ目は、〈全体記憶の障害〉です。大きな出来事すら全て忘れてしまうのです。私達も何日か前に何を食べたか忘れてしまいますが、食べた事は覚えています。認知症の方は、今、食べた事を忘れて「まだ食べていない。俺に食べさせないつもりか」とか「うちの嫁はもう３日も食べさせてくれない」と近所に言い回ったりします。何回もぺろりと食べてしまうので、家族は心配します。でも、この時期の過食は大丈夫なのです。そのことがわかったら、初めから少量にして、「食べたい」と言ったら、「はいはい、今、用意しますから」と言えばいいわけです。食べられている間は元気な証拠でもあります。</p>
<p>３つめは、〈記憶の逆行性喪失〉です。現在から過去にさかのぼって記憶を失っていきます。５年分、１０年分、２０年分とごっそりと忘れて、最後に残った記憶がその人の現在の世界になります。夕方になると、急にそわそわして、荷物をまとめて家族に向かって「お世話になりました。家に帰ります」と言うことがあります。夕方が多いので「夕暮れ症候群」といわれています。「何処に帰るの」と問うと、決まって「実家に」と答えます。実家に住んでいた時代に戻っているのです。ですから、今いる家はよその家です。早く帰って、幼い子どもの世話をしなければと思って焦っているのでしょう。説得しても、隙を見て出て行ってしまうこともあります。家族の顔が分らなくなる事もあります。若い頃に戻っているので、夫が変なおじいさんに見えたりしてしまうのです。</p>
<p><img style="border-right-width: 0px; margin: 0px 10px 0px 0px; display: inline; border-top-width: 0px; border-bottom-width: 0px; border-left-width: 0px" title="書籍" border="0" alt="書籍" align="left" src="http://www.siju.or.jp/wp-content/uploads/2009/05/4p.jpg" width="142" height="204" /> </p>
<p>「認知症の理解と援助」    <br />出版社クリエイツかもがわ     <br />杉山孝博 著     <br />価格 ２３１０円</p>
<p>  <br style="clear: both" />
<p align="right">「横浜市従」第1227号（2009年5月15日）より</p>
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		<title>第３回「治療方法は？」</title>
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		<pubDate>Fri, 01 May 2009 09:34:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[もし家族が認知症になったら]]></category>

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治療方法は？
確かに認知症の原因疾患として一番多いアルツハイマー病は、まだ、その原因も治療法も分かっていません。しかし、β-アミロイドという蛋白質が「海馬」に溜まって細胞を壊すのが原因だということは分かって [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>&#160;</p>
<h4>治療方法は？</h4>
<p>確かに認知症の原因疾患として一番多いアルツハイマー病は、まだ、その原因も治療法も分かっていません。しかし、β-アミロイドという蛋白質が「海馬」に溜まって細胞を壊すのが原因だということは分かってきました。早い時期にアリセプトを服用すると、改善する人もいます。</p>
<p>一寸難しい話しになりますが、脳には神経細胞があって、その細胞から枝が出ています。それが次の細胞との連絡機能を持つ「シナプス」です。</p>
<p>アリセプトの効力は、記憶を伝達する働きを持つアセチルコリンを溶かすβ-アミロイドを抑える働きをするのです。</p>
<p>根治治療は、「頭の中に溜まる特別な蛋白質」を取除く事ですが、まだ、「治験」が始まっている段階で、もう少し待たないといけないようです。</p>
<p>というようなわけで，薬を飲んで認知症（アルツハイマー病等）を治すには、まだまだ時間がかかりそうです。</p>
<p>現段階で何が必要でしょうか。多くの専門医が言っているのが、次の対処法です。</p>
<ol>
<li>介護者の対応で、患者のストレスを減らす。</li>
<li>「物忘れ」に対する治療（情報伝達を良くする働き）としてアリセプトの服用</li>
<li> 前回お話しした周辺症状、中でも、幻覚、妄想、興奮、暴力、徘徊などには安定剤を用いる。</li>
<li>抗うつ剤は、うつ状態のときに服用する。     <br /> ※ 薬は専門医と相談しながら飲みましょう。</li>
</ol>
<h4>ストレスを減らす</h4>
<p>認知症のなり始めは本人も、不安が強くなったり、物忘れがひどくなってイライラしたり、うつ状態になったりします。</p>
<p>家族も、そんな本人に対して、「もしかして認知症ではないか」と心配になったり、反対に気が付かずに，間違いを指摘したり、言い直させたり、時には怒ったりします。物忘れが進んでいるのに、いろいろ言われ混乱し、周辺症状が強く出てくる場合もあります。</p>
<p>そんな時は説得したり、訂正したりせずそのままを受け止める事が、本人のストレスを減らす事につながります。対処法の一番が介護方法である事を先ず知ってほしいと思います。</p>
<p>「家族懇談会」でも、どうしていいか分からず、途方に暮れた家族が涙ながらに辛さ苦しさを訴える場面がありますが、そんな時に介護経験の豊富な先輩からのアドバイスが功を奏します。次の会に出席された介護者は、「落ち着きました」と笑顔を見せてくださいます。</p>
<p align="right">「横浜市従」第1226号（2009年5月1日・15日合併号）より</p>
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		<title>第２回「認知症って何？」</title>
		<link>http://www.siju.or.jp/archives/590</link>
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		<pubDate>Sun, 15 Mar 2009 01:40:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[もし家族が認知症になったら]]></category>

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		<description><![CDATA[ 今回は、認知症とは何かを学んでいきましょう。 
〈認知症って何？〉
脳は、私たちのあらゆる活動をコントロールする司令塔です。その脳に何らかのアクシデントが起こると、精神活動も身体活動もスムーズにいかなくなります。
認知 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p> 今回は、認知症とは何かを学んでいきましょう。 </p>
<h4>〈認知症って何？〉</h4>
<p>脳は、私たちのあらゆる活動をコントロールする司令塔です。その脳に何らかのアクシデントが起こると、精神活動も身体活動もスムーズにいかなくなります。</p>
<p>認知症とは、病名ではありません。原因疾患によって起こる症状群を総称して認知症と呼んでいます。</p>
<p>もっとも多いのが、みなさんもよく聞く「アルツハイマー病」です。次に多いのが、脳梗塞や脳出血等の「脳血管障害」による認知症です。これに続くのが「レビー小体型」と「前頭側頭型」の認知症です。</p>
<p>脳の細胞が萎縮してしまったり、脳の血行が悪くなって働きが悪くなったために、さまざまな障害が起こり、生活する上で支障が出ている状態を認知症といいます。</p>
<p>また、認知症の中には治るものもあります。「正常圧水頭症」や「慢性硬膜下血腫」などです。</p>
<p>認知症状が出た時、年だからと諦めず、まずは鑑別診断を受けることをお勧めします。早期受診、早期発見が大切なのは他の病気と変わりありません。</p>
<h4>〈認知症の症状〉</h4>
<p>脳の細胞が壊れることによって直接起こる症状が記憶障害、見当識障害（時間・場所・人物等の見当がつかない状態）、理解、判断力、実行機能の低下等、中核症状といわれるものです。出来ていた機能が失われて起こる障害です。</p>
<p>本人の性格や環境、心理状態、人間関係等が絡み合って、うつ状態や妄想のような精神症状や、日常生活への適応を困難にする行動上の問題が行ってきます。</p>
<p>認知症の人は、初めから訳が分からなくなるのでなく、本人も物忘れがひどいとか脳が変になっていくという自覚があります。そのため、不安や焦燥、うつ状態などの症状が出てきます。更にすすんでくると幻覚や妄想、徘徊、興奮・暴力等も出現します。このように今までなかった症状が出てくるのが周辺症状です。</p>
<p>認知症の原因疾患によって症状の現れ方に多少の違いはありますが、歩行がつたなくなり、終末期まで進行すれば寝たきりになってしまう人も少なくありません。 </p>
<p>※今回は主に「認知症サポーター養成講座標準教材」を参考にしました。   <br />※参考図書は次号以降に紹介します。</p>
<p align="right">「横浜市従」第1224号（2009年3月15日）より</p>
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		<title>第１回「はじめに」</title>
		<link>http://www.siju.or.jp/archives/531</link>
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		<pubDate>Sun, 15 Feb 2009 06:25:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[もし家族が認知症になったら]]></category>

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		<description><![CDATA[ 世界に類を見ない速さで、到来した我が国の高齢化率（全人口の65歳以上に占める割合）は、20％を超え、国立社会保障・人口問題研究所によれば2055年までの日本の将来推計人口について、次のように発表しています。
人口減少が [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p> 世界に類を見ない速さで、到来した我が国の高齢化率（全人口の65歳以上に占める割合）は、20％を超え、国立社会保障・人口問題研究所によれば2055年までの日本の将来推計人口について、次のように発表しています。</p>
<p>人口減少が加速し総人口は46年に1億人を割り込み、55年には、8993万人に減り、高齢化率は現在の倍の40・5％になるとしています。</p>
<p>また、高齢化が進む中で、認知症高齢者の数も増え続けると言われています。推計数でみると、04年時点で約205万人だったのが、35年には約445万人と2・2倍になるとし「老々介護」から「認々介護」に移行しつつあるとしています。増加上位都府県として、1位、埼玉県以下、千葉県、神奈川県、愛知県、大阪府、東京都と続いています。今後、急速に高齢化するのは大都市です。</p>
<p>高齢者の孤独死、高齢者虐待、高齢者医療費の増加等など高齢者の暗い問題ばかりがクローズアップされがちですが、人類は長い間、不老長寿を夢見てきました。それが、今、現実のものとなったのです。戦争がない平和で豊かな時代が続いたからこそ、今の長寿社会が実現したといえます。</p>
<p>その礎を作ってきたのが、今の高齢者たちです。家族や社会のために必死で働いてきた多くの人たちが、退職後、自分自身のために人生を謳歌できるその機会が来たとも考える事ができます。正に第二の人生をどう生きるかが問われているのではないでしょうか？</p>
<p>現役世代に負担をかけず、自分自身も楽しく豊かな人生を送るために、今から心がけておく事は沢山あります。まず、健康で安心した生活をするために、多くの人が願っている、「寝たきりや認知症にならない」ために、また、すでに家族が認知症になって、介護で疲労困憊している方もいることでしょう。老親を抱え、いつそのような事態に直面するか分らないという方もいることでしょう。誰にとっても、人ごとはない問題なのです。これらに対し，どう対応するのか、シリーズで一緒に考えていきます。 </p>
<p align="right">「横浜市従」第1222号（2009年2月15日）より</p>
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