「性暴力と人権問題学ぶ」国際女性デー市従集会

3月8日は、国際女性デーです。今年の市従集会は、3月1日横浜市健康福祉総合センターで、「新たに浮かび上がった人権問題~ポルノ被害と性暴力について」元婦人保護施設施設長 田口道子さんから、生の声を聞く事ができました。

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モデルだと思って契約したら、AV出演だった。拒否すると違約金として多額の金額を請求され、無理やり出演することに。契約をやめようと思って事務所にいったら、複数からレイプされ、動画をとられ脅迫された。…こんな性暴力による人権侵害もひとたびAVビデオとなると作品となり、社会に流されていく実情。弁護士に相談すれば、身元を明かさなければならないので、被害者はどこに相談していいかもわからない。

田口さんが理事長を務めるNPO法人PAPS(ポルノ被害と性暴力を考える会)では、被害者からの相談を受けたり、支援活動を行なっています。「人として、性的尊厳をおかされた人に対しての人権回復。この人権侵害を知ってもらう事が大切。更に広げて多くの人とこの問題をともに考え、行動していきたい」と、田口さんは話されました。

田口さんたちの活動が広がり、国会、そしてメディアでも取り上げられる様になってきたポルノ被害と性暴力問題ですが、新たな人権問題、女性として許せざるべき問題を学ぶ事が出来ました。