異動前に準備した“変化への心構え”

異動前に準備した“変化への心構え”

 今年4月。50歳前でようやっと3回目の異動をした。お題は「前向きに異動するコツ」。なんてものがあるなら、私のほうが教えてもらいたいくらいだが、半年が経って、此度の異動について振り返ってみた。(区役所・社会福祉職)

異動によって見える景色も変わった

 まず、昨年度は年度当初から来年は異動だと自分に言い聞かせた。どうしても異動したかったわけではない。が、9年在籍していた所属から異動することになるだろうことは目に見えていた。そこで通年かけて異動へ意識を向けておいた。

 意向調査の作成にあたっては、情報収集は最低限にしておいた。情報量が増えれば増えるほど迷うだけだと思ったからだ。その上で書いたら後悔するかもと思う配属先は記入しなかった。記入していない職場が配属先になるとしてもそれはそれでやってみるしかない。「書かなきゃよかった」という後悔は自分にとって非常にストレスになるだろうからだ。

 異動先は記入していた職場だった。異動前と同じ仕事である。異動するたびに転職状態の事務職からしたらどうってことのない異動だ。

 しかし、同じ仕事だからこそ双方の職場の相違点を強く感じる。多少の不合理があっても慣れた方法が楽である。それを常に意識して、違和感があってもなるべく批判的にとらえないようにして取り組んでみた。しばらくはそれでやりすごせていた。

 ところが、3か月もすると何だがいつも以上に怒りっぽくなっている自分がいた。何かと腹立たしい時期を過ぎて半年たった今、慣れることができることと、どうにも馴染めないことが明確になってきた。慣れていないだけだと思い込ませようとしても無理があった。当たり前である。全てが正しく効率的に回っている組織などない。後者は今後の課題としておくとして、初め2~3か月のイライラは、やはり異動自体からくるストレスに起因したと思う。

 私は変化に著しく弱い。周囲に恵まれたことも幸いだが、異動にあたって変化への心構えをしておいたことは有効であったと思う。

 定年延長も予定している。また異動することになるだろう。次回も無事に乗り越えられますように。

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